自分にとって大切だった人の声を、AIで蘇らせることについてはどうなるのでしょう。そのうち、AIも自然な会話をマスターするでしょう。
劇場の声
マイクのない時代は、大劇場の舞台で、よく響く低音の声を出しました。音響機器の進歩が、話し方や歌い方まで変えていったのです。
声の本音と演出
声に現れた現象は、その人の心の内面が出ているというふうにいえます。ただし、絶対ではありませんが、人も大人になっていくと、そういったものをかなりカバーして演じられるようになります。
ミラー化
すぐに相手に反応してしまうわけです。売り文句に買い言葉と同じで、何をいったということよりも、どんな言い方だったかということが感情に火をつけるのです。
身体と人間関係
身体に比べると、人間関係というのは、複雑であり、一方で、すごく単純でもあります。喧嘩をしていた相手が、急に優しい声や申し訳そうな声をしてきたときに、喧嘩腰を続ける人は、さほどいないと思います。
思い込み
薬とかサプリで、腰痛、膝痛、肩こりが治る、と思っている人も山のようにいます。思い込めば、状況が変わり、結果として、よくなることもあります。
悩みと声
あらゆる悩みが声で解決できるかということについては、考え方によります。声での悩み解決は、ヤクルトを飲めば解決できるというよりは可能性がありそうです。何となく伝わりそうで信用性がありそうです。
正しいにこだわらない
最初からきれいに正しくなくてはダメとなってしまうと、どんな習い事でも失敗してしまうものでしょう。楽しくなければ、よい声、よい歌になりません。
限定をしない
自分の声が嫌だとか、歌が苦手という人は、そこに自分なりにこうでなければいけないというような限定をつけている場合が多いです。まずは声を出してみるとか、どうでもいいから歌ってみることを重ねていくところで、いろいろ修正されていくものです。
セッティング
自分の声は、自分の顔と同じです。顔はもう整形手術で簡単に変えられますが、声は手術などしなくとも、声そのものもその使い方も、かなり複雑な組み合わせなので、意図的に変えることができます。それをセッティングしているのは、これまでの慣習と自分なりのキャラ作りによるところが大きいのです。