ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

しぜんのレベル

私も無理して背伸びする時間があったからこそ、今があるのですが、ここ4、5年、トレーニングを再開して、確かに声の調子がよくなったので、自分のメソッドのよさを実感しています。どのメソッドも、そのまま他人に通じるわけではありませんが。 私は、舞台を…

自然と訓練

正月恒例のガラコンサートに文枝師匠が出演されていたので、通してみました。昨年は少し若返りして、ガリガリしていた、若さでなく質ですが、今年は、今の日本の舞台でよくやるものを中心に、タレント、知名度のある人をもってきて視聴率を上げようとしてい…

本一冊分のノウハウ

私はトレーナーにも生徒にも一冊の本を、自分の本を書くように言っています。本当に書いた人はこれまで数人ですが、本一冊分以上書いた人もたくさんいます。 トレーナーなら2、3年で毎回しっかりレポートを出しているので、それだけで400字200枚くらいになり…

複数の視点

一つの方法がよいか、複数の方法がよいか。トレーナーを変えた方がよいか、続ける方がよいか。私は「どこのトレーナーがよくない」ということはありません。ここと両立させている人もいるからです。 ここのトレーナーは最低2人ついて、それをメタでみるサー…

経験の限界

いろんなトレーナーが20年、30年とかけて、人をみてきたところからの判断や処方は、とても参考になります。トレーナーにも天才的な人や神様のような人もいますが、実績のある人ほど、ある特定の条件下での対応となってしまうため、なかなか一般化できません…

プログラム化

これまでにもボディビルダーやフィジカルトレーナーのように体のつくりそのものを研究してきました。いつか毎日のトレーニングメニュや食事など、24時間の管理において、ベストのプログラムを実現していくのは、トレーナーの夢でしょう。 「貴方は、この項目…

筋肉と声

向こうの曲に関西弁をつけて大ヒットをとばした歌手が、私のところに向こうのレベルの声と体を求めてきたことがあります。そのころの私は、まだ体についての理解が十分ではなかったので、彼は、イチローのトレーナーのところに行きました。「1ヶ月で太ももが…

絶対視しない

歌や声が声がよいからとまねしたところで、人は育つものでしょうか。それがトレーナーの資格だとすると、私も世界一、声がよく、歌がうまくならなくてはなりません。 私が見本をみせるとよくないのは、それがサンプルになるからです。サンプルの一例というな…

叩き台

これを述べているのは、自己を正当化するためではありません。結果として、誰でも自分が正しいという自己肯定から始めています。ですから、批判すると、天に投げた矢は、自分に落ちてくるのです。 研究所は、私以上の研究生やトレーナーがきて、学べることを…

声楽家とクラシック

声楽家の先生などには「日本人の発声は皆、間違っている」と言う人がいます。「日頃からイタリア人のように発声しろ」と教える先生もいます。私はそういう人の理解者でもありますが、教え方については、一般化できないから相手にされないと思うのです。もち…

劣化の逆

声を使わなくなったための劣化は、声をよく使う職業から引退した人をみると、よくわかります。歌手のなどは、歌わなくなると声が高いところへ届かなくなり、声量も衰えます。 トレーニングは、使わないために劣化することの逆をやると思えば良いのです。使っ…

声の使い方での変化

ものまね芸人を見ていると、意図的にいろんな音色をつくる能力を、人は持っていることがわかります。奥様には、「よそ行き声」と子供を叱る声が、1オクターブも違う人もいます。電話での応答で、相手によって別人になるのは、女性に限ったことではありません…

プロと声

確かに発声法でなく、声そのものが変わっている人で、声でプロになっていく人もたくさんいるのです。 プロという声の定義はとてもややこしいのですが、私は、いくつか機能面をチェックとしてあげています。その多くは総合化したもの、声の使い方であって声そ…

本質の話~総合化と個別化

声のまわりの問題を総合してから、その人自身の声そのものの問題に焦点をあてます。そこで、声はどのように鍛えられていくかということをみてきました。 ヴォイストレーナーも成果を急がされ、プロデューサーや演出家的のような役割を求められています。その…

バランスをとるのではなく崩す

歌唱、発声の2オクターブをみると、ほとんどは1オクターブ半以上高くなると、声帯の使い方が変わります(声域が変わる。裏声、ファルセット)。別のやり方で、振動数(つまり周波数)を増やす使い方にします。 「基礎講座」では、基礎の1オクターブまでが中…

高さを強さにする

拙書の「基本講座」では、高低差(声域)3度ドレミレドと、声量ド<ド>ド強弱差(声量)を同一の見地で述べています。ドからミへ音(ピッチ)が高くなるのは、体や息の負担でない。むしろ「高い方は楽になる」というのが反論としてありました(新刊版では説明…

トレーニングでの補強

今度は、長さ(小節)を省きます。あなたの器を100として、10×10つまり、声域1オクターブを10とし、声量に10を使うとします。 →声域を半分にすると5、その分、声量へ20をかけられます。 →声域を3音だけとすると、声域3×声量33.3… →声域を1音(もっとも出しや…

バランスを変える

ある1フレーズ(8小節くらい)をサンプルとします。あなたの歌うための声、器の容量が2オクターブで16小節とします。 器(トータル)を拡げるイメージ トータル=2オクターブ(使う声域)×16小節[伸ばす長さ]×声量 2オクターブなら8小節×声量1Q(単位は仮に…

本質的なメニュとは

誰にでも共通して必要な「基本メニュ」が難しいので、簡単にしたものをたくさんつくってきました。トレーナーにも、「これがいい」とか、「これはよくない」とかいろいろと言われているようです。しかし、メニュの形式でなく、目的を明確にすることが大切で…

メニュの使い方(外郎売り)

ヴォイトレでは、声中心にしたいものです。それは当たり前のことなのに、日本ではそうなっていません。 ヴォイトレで、本質的なことをやりたいなら、本質的なメニュとそうでないメニュを区別しておくことです。 とはいえ、こういう説明もあまり意味が伝わら…

アナウンサーとキャスター☆

日本はメディアに主義主張の偏向のあってはならない、というおかしな国です。正確に内容を伝えるだけが報道である、ということです。そういう本来はありえない未熟なジャーナリズムには、ルックス本位の人の未熟な声が魅力的なのでしょう。 本当のことをいえ…

ベテランアナと新人アナの違い

若いアナウンサーの場合、日本では声もできていない状態でTVに出します。すると、どうしても発音のため、口形重視となります。表現力のないアイドルアナをすぐ起用するのが日本です。それをいうなら歌手も声優も役者もレポーターも、すべて似たようなもので…

発音の前に発声(劇団四季とオペラ)

声楽家が滑舌トレーニングを基礎に入れていないのは、口形を変えることで、声の質に影響が出てはよくないからです。魅力的な声の共鳴、輝きと発音のクリアさは最高音になると、両立しがたくなります。オペラ歌手は当然、共鳴の完璧さを取るのです。 初心者の…

口を動かさない

私のテキストには声を安定させるまでは、あまり口を大きく動かさない(発音より発声優先)のです。その期間、あまり表情を使わない人は、補強するトレーニングを本に入れてあります。 高音の練習になるにつれ、表情は動き、太もものあたりにまで支えが求めら…

顔の柔軟性

私のテキストにも、表情を各パーツごとに動かす運動を入れています。初心者や自主トレ用に入れたものです。私のレッスンや私自身は行っていません(ここのトレーニングでは似たことをやるレッスンもあります)。 声の調子の悪いときに少しやることはあります…

表情筋のトレーニング

ヴォイトレでは、表情筋について、よくクローズアップされています。美容で詳しく扱われていたのですが、カメラでさえ笑顔認識する昨今、口角を上げることは、必修化しつつあります。 表情の魅力づくりとして、自己啓発セミナーでもよく取り上げられます。笑…

ライブラリー☆

研究所には、アメリカのセス・リグスはじめ、イギリス、フランス、中国の発声のプログラムや音源、教材などがあります。日本のものは、この30年内のものは揃えています。高木東六さんや曽我さん、遠藤さん、松田トシ(敏江)さんのも。今の30代のトレーナー…

役立てる

レッスンやトレーナーは、本人が役立てるように活かせばよいものです。同じトレーナー、同じ方法でも、活かせる人もいれば活かせない人もいます。誰もが少しずつ活かせる人や方法もあれば、誰かがあるところでバーンと大きく活かせるのもあります。 私自身が…

万能薬はない

研究所で私が学べたことは、一つの方法をもって、すべてのタイプ、すべての時期にはうまく当てはまらないということでした。トレーナーの違い、方法の違いは、生徒の違いと同じく、どこで同じ、違うと分けることが、すでに偏りなのです。その判断自体が価値…

応用、進化、分化

私は、才能があり努力する人たちと、トレーニングを応用、進化、分化させていきました。研究所も、声づくりだけを専らやるところだったのに、歌からステージ、せりふからビジネスのプレゼンテーションなどに広がっていったのです。プロセスは以前にも詳しく…