ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

刷りかえで教える

たとえば、「歌える体づくり」といっていながら、「声の向き」の指導において、「できましたね」とほめるときには、いつのまにか声の高さが変わっています。「向き」ということをポイントにするのは、悪いことではありません。 高さが変わってできるようにな…

効率とステップ

効率というのは、一つの指標にすぎません。情報が優先される世の中において、即興的効果、早ければ1回ごとと、1、2ヶ月で何かを効果としてみせることを強いられるトレーナーは、そういう方法やメニュをとらざるをえないからです。 これをわかって行っている…

強さを求める

誰もが歩いたり走ったりしていたらオリンピックに出られるとか、記録をつくれるわけではありません。高いレベルを求め、自分自身の不足を補い、能力を早く手にいれたいとなると、無理が生じます。その無理を承知の上でセッティングするのがトレーニングです…

よい声とタフな声

私が皆さんと接して使っている声は、もっとも私らしい理想の声やよい声というよりは、仕事を完遂できる声です。崩れずに8時間以上の持続に耐えられる声です。よい声かどうかは別にして、タフな声、強い声です。仕事に使うのですから仕事の声です。 レッスン…

応用力のある声

基礎としての声をどのようにするかは大変な問題なのです。多くのケースでは、「シンプルに認める」か、「タッチしないでスルーする」というようにされています。 私は、これを応用力のある声と捉えています。 体の中心からの声で、共鳴した声でなく、共鳴を…

くせをとる

本人の声と本人の理想とする声(憧れの声、モデルとしての声)とのギャップは、問題です。 声の判断基準は、いろんな人の声を聞いて、できてくるものです。多くの場合は、自分の声から目指すべき理想とイメージでの理想にギャップがあります。 すでにこれを…

基礎の声

声が基礎、でも基礎の声とは何か、ということが最大の問題です。人間としてもって生まれたもの、例えば顔などと同じで、時代や違いによってよしあしはあっても、正しいとか間違いとかはありません。今、流行の歌や声というならあるのでしょうが…。 「どの人…

文化とプログラミング

私は、どんなメニュもやり方も、ないよりはあったほうがよいと考えています。選ぶ機会が多様にあるのが豊かなことであり可能性も広がるからです。そのなかから選ぶだけではありません。自ら創り出すための材料となるからです。一人でゼロから創ることを考え…

教える関係での偏り

トレーナーの仕事が教えることとするなら、何らかにおいて教えられる人よりすぐれており、そのスキルを伝えることで仕事としているからです。 すると、歌ってきた人とこれから歌う人の間では、歌ってきたことで知っていることを伝えるのが教えることにもなり…

レッスン特有の価値問題

個性とは、多様なものですから、それに基づくレッスンでも多角的にものをみるようにしています。そのことは、共通化、共有化、ルール化が必要とされる実際のトレーニングにおいて、多くの問題を引き起こします。まして組織として、複数で行うと尚さらです。…

フォームと基礎

スポーツでも、フォームを教えてもらったところで、それをキープする感覚や支える体、筋力を身につけていかないと、自己流のくせのあるフォームに戻ります。 知らない人よりはましかもしれませんが、できないのは同じです。こういう人は、しゃべるとまっとう…

余裕と余力

表現するには、ギリギリの基礎より、やや余裕をもって余力のあるくらいに身につけておいた方がよいということもあります。 より早くより強く身につけられる、これが私の考えるヴォイトレ、つまり、トレーニングです。 ふつうのヴォイトレは、「胸式を腹式に…

腹式呼吸を例に

たとえば、呼吸法だけでも変えたら、発声は今までよりうまくいかなくなります。声を変えたら歌もうまくいかなくなります。といっても、肺呼吸をエラ呼吸にするわけではないのです。 トレーナーは「腹式呼吸に切りかえなさい」と言うのですが、「胸式と腹式を…

即興的効果の限界

現実にステージをやっている人がくると、今さら土の中にいる蝉のような潜在期をもつことは難しいのが現状です。オーディションや大きなステージ前には、柔軟的なこと、調整以外のことは、薄めてステージに差しさわりのないように、用心しなくてはなりません…

音大リスク

研究所では、発声については、ある面では、音大やスクールよりも効率をよく伝えられていると思います。発表に重点をおいていない分、そのためのロスを基本の声づくりに集中させられるからです。 研究所には、少なくとも8つ以上の音大の声づくりのノウハウを…

活かすか育てるか

レッスンの目的を個別(その人のオリジナリティ)のモデルか、共通の要素(誰にも必要と思われるもの)に重きをおくのかで、そのスタイルも大きく変わります。 「誰にでも必要と思われる」ことは、オリジナリティの価値がある人ほど必要としないこともあるの…

沈黙のレッスン

教えないで気づかせること、それまで待つ沈黙のレッスンこそが、もっとも本質なものと思います。教えないレッスンが成立するには、生活からの表現の感覚が磨かれているか、磨かれてくることが大切です。 教えられることがレッスンだというのは、私からみると…

ステップとメニュ

歌でもせりふでも、歌手でも役者でもかまいません。 何かをチェックするということは、一つ下に戻って、支えるためのそれぞれの要素を、より確実に行なう、行なえるように調整したり、鍛えたりすることとわかります。 歌は、歌としてみるのですが、そこでチ…

成り立ちのありよう、ありかた

まとめておきます。(詳しくは「声の基本図」参照) 基礎←→応用 自分←→相手 積み重ね←→飛躍 これらは左から右へいくのでなく、インタラクティブ(双方向性)です。 ヴォイトレは、体から声へ、そして、自分の声へ進んでいきます。 歌やせりふは、表現の必要…

独自のフォームへ

声は、体が楽器です。そこで、共通して人間のもつ体というところで、あるところまでは共通のトレーニングができます。能力、体力、集中力、呼吸など、他のことで共通している基礎といわれるものがあります。 そこからいつかは、独自のフォームを持つ世界へ入…

量的な時間と質的な時間

才能、トレーナー、金、方法などは、量の質的転換において使えるのです。 精一杯やれば、今の自分の限界がきます。本当の自分の限界を知るためには、一つ上の何かが必要です。それがレッスンと、それに基づくトレーニングです。 ここで初めて、あなたが判断…

限界、制限あっての個性の表現

レベルが上がるというのは、可能性の世界のことです。クラスのなかでバスケットボールが一番うまくても、バスケット部に入ったらどうでしょう。市の優勝校のエースでも、県では、国では、オリンピックではどうでしょう。能力がついて活躍の場が上がるほどに…

トレーニングの本意

確認しておきます。トレーニングで潜在的な能力を開花させていくのは、そのことですべてが可能になるからではありません。むしろ、「やっていない人たちのなかには、やれば通じること」でも、「やっていない人たちのなかではやるのがあたりまえで、なかなか…

トレーニングと努力の才能

誰でもトレーニングしだいで何でもできるようになるわけではありません。結果として自らの潜在的な能力を開花させるところまでです。 それを理想の方へ、変えていくのです。何かをなしとげた人は、努力で叶うと言います。すべてが叶うほどの努力をした人の言…

トレーニングの本意

確認しておきます。トレーニングで潜在的な能力を開花させていくのは、そのことですべてが可能になるからではありません。むしろ、「やっていない人たちのなかには、やれば通じること」でも、「やっていない人たちのなかではやるのがあたりまえで、なかなか…

ダブルバインド

日本の声の表現での二重性(ダブルバインド)について、プロデューサーや演出家はもちろん、トレーナーも、それを助長してきたのは否めません。 あこがれの歌い手のような声で、その歌い方のように歌いたいのは、誰もが同じでしょう。カラオケの指導や、ヴォ…

トレーニングと努力の才能

誰でもトレーニングしだいで何でもできるようになるわけではありません。結果として自らの潜在的な能力を開花させるところまでです。 それを理想の方へ、変えていくのです。何かをなしとげた人は、努力で叶うと言います。すべてが叶うほどの努力をした人の言…

トレーニングと努力の才能

誰でもトレーニングしだいで何でもできるようになるわけではありません。結果として自らの潜在的な能力を開花させるところまでです。 それを理想の方へ、変えていくのです。何かをなしとげた人は、努力で叶うと言います。すべてが叶うほどの努力をした人の言…

その人らしい声や歌

声、ことば、歌は、日常のところに帰る必要があります。でも日常では、それゆえに、ふしぜんにできません。そこでトレーニングします。日常を変えることもトレーニングという必要悪においては可能なのです。 特に日本の場合、歌やせりふが、その人の日常に求…

変わること

なぜ、何かを知ることで変わると思うのでしょうか。 体が正確に動いている限り、大きく変わるのは、ハイリスクなことです。 日常は安定しているから日常で、そうでなければ非日常です。 歌手や役者は、虚構の世界の非日常的存在として表現者たるのです。それ…