NEWヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

日本人の声の丈

私は声域より声量、声量より音色であると思っています。歌やせりふでなく、声のトレーニングということです。 歌い手の世界では、声域(高い声)に悩む人が多いので、それが第一目的になっていることがほとんどです。マイクが使えるから問題にならなくなって…

トレーナーの条件

私はプロ歌手でないトレーナーが、プロ歌手のように歌えなくても、プロの役者でないトレーナーが、彼らのようにせりふを語れなくてもよいと思っています。声のトレーナーなら、プロの声を出せること(出せたこと)が必要なのでしょう。その声一声でわからせる…

「アー」の一声

歌で音程やリズム、発音がよくなっても、声がよくなるのとは違います。歌唱のレッスンでは、ずっと声そのものは、問題にされないできました。元より声のよい人が選ばれていたのです。 今のヴォイトレでも似たようなものです。トレーナーに「大きな声で『アー…

声の習得の自然な流れ

声づくりは、赤ちゃんの頃から声変わりの後あたりまでを前半(10代半ばから20代まで)とします。あとは加齢して変わっていくのを後半とします。声変わりまでのヴォイトレは、無意識に日常の中で、ハードに行われています。そこから意図的にヴォイトレをしま…

方法の限界☆

どのトレーナーもそれぞれの方法で教えています。新たな方法を知ったからと、習っているトレーナーの方法がよくないとか古いとか、否定してしまうくらいの浅い判断力では、何ともなりません。次のところに行くと、また、その前の方法が否定されるだけです。…

条件の獲得と質の向上

「強い声」「大きな声」を出すようにというと誤解されて、力ずくの危ない練習を導きかねません。私はレッスンでは「深い声」と言っています。「共鳴する声」―「深い声」―「深い息」―「深い体」、深いというのは、「腹の底からの声」と捉えてください。女性な…

喉の強さ

もう一つ、誤りやすいことを注意しておきます。声や喉も、スポーツと同じく、やや疲れたときの方が、感情が乗りやすく、伝えやすくなります。それは厳しくいうと判断ミスです。一流のオペラ歌手は鋭い感性と経験で、そんなミスはおかしませんが、ポップスで…

負荷のレベル

無理に負担をかけて、重い強い声にしようとしては喉を壊しかねません。自然にできていくのを、できていかないようにしているから、どの程度に無理をしていくのかがトレーニングの肝です。これを私は「負荷」や「抵抗」といっています。 きちんとした結びつき…

頭部共鳴オンリー主義の限界

私は基本トレーニングのなかでは、あまり高いところまでは無理させませんが、頭部の共鳴はイメージさせています。頭部で響くのはよいのですが、響かせるようにするのは、あまりよくないのです。これは、多くの場合、くせ声です。 このくせ声を誘導するトレー…

基本の「ハイ」

私のトレーニングには、上半身を90度、腰から屈伸させ、床に背中が平行になるようにして「ハイ」を出すことがあります。前腹を押さえる(前腹が圧迫される)ので、横や背の筋肉が使われやすく、横隔膜呼吸の拡大を意図します。もう一つの理由は、下半身を固…

子供の声の日本人

浅い声の人や弱い声の人は、日本人よりは、外国人に範をとることがよいでしょう。男性だけでありません。むしろ女性の方が、その差は大きいでしょう。文化的背景として、“かわいい”文化の先進国である日本の人は、早く大人になりたいという成熟願望をもつ人…

勘違い

勘違いされやすいのは、体の声とか深い声といいつつ、喉を使い、押しつぶした声です。独力での自主トレでは、ほとんどの人が間違えてしまいます。憧れの人の声から、ハスキーを見本ととらえてしまう人にも多いです。 とはいえ、これを安易に今のトレーナーは…

息を深くする

喉を強くするには「声出し」をすればいいのですが、個別に持っている身体が違うので、私は、喉そのものでなくその周辺を変えるイメージをもつようにした上で、息吐きをトレーニングのメインの一つとしています。 一流の歌い手や役者は、息が聞こえるほど深い…

結びつきと強化

ヴォイストレーニングをしていました、という人も多くなりました。なかには留学までして、いろんなメニュや方法を体験していらっしゃる人もいます。しかし、肝心の声はよくなっていないのではないでしょうか。大半の人は発声のしかたを変えて、高めに楽にギ…

お客にならない

プロは客商売です。彼らにとってはアマチュアの人はお客様で、アンチファンにしておきたくはないのですから、よいことしか言いません。トレーナーも生徒がやめたら困ると思うと褒めることしかしません。こういう構造は知っておくことです。 厳しいことを言わ…

問題にしないで学んでいく

「問題にするから問題になるだけで、問題にしなければ何の問題もないのに…」と、私が最近よく思うことです。医者やメンタルトレーナーを頼り、一時的な喉のよさを求める人もいます。それは、時間もお金もかけて、なんら変わっていけない状況に自分をおいてい…

発声だけでみないこと

表現のための発声ですから、発声の理想から外れても、表現を優先させる判断力をもつことです。その優先順位をヴォイトレマニア、人が表現する場にいない人や、浅い経験しかない人、表現してこなかった人は、とれません。 私は歌を聞くときは発声でなく、歌を…

発声でみせない

「トレーナーは黒子で、相手が学んで、自立していけるようにする」ことを本意とする私をカリスマ化するのは、困ったことです。その人自身の考え方や精神だけが、将来、未来を切り拓いていくのです。 私は声を材料にして、伝えるのに尽力しています。こうして…

現実対応のトレーニング

自分のヴォイトレの声を聞いてください。いや自分の声だからわからないなら、一流のプロの歌でなく、声を聞いてみてください。「ここがポイント、ヴォイストレーニング」にも述べました。 そういうことを目指している人にも、否定する人がいます。しかし、よ…

目的のためのプロセス

Ⅰ、Ⅱ、Ⅲのレベルでの、それぞれの目的とプロセスを、よく考えてください。Ⅱ、Ⅲが、Ⅰの下積みになっているのです。 Ⅰのトレーナーが、成果をすぐに上げられるように思うのは、誤解です。そこで上がったくらいの効果では、どこにも通用しないです。5年もみたら…

ヴォイトレのリスク

もし私の本を読んで、声を出して壊したり、つぶしたりしたり、前より悪くなったという人がいるのなら、次のことが考えられます。 無理に大きな声を出す。 無理に高い声(で、大きな声)を出す(私のメニュにはありません)。 3.ほとんど休みを入れずに続けて…

声域と音色

この頃は、多くの人が声域を優先します。私は、音色を優先しますから大きく異なります。以前は、声量と共鳴の延長上に音色をおいていました。どちらがよいとか、正しい間違いの問題ではないのです。いろんな考えがあってよいのですが、声の質感こそ、忘れて…

胸声の必要性

私の読者には、私が胸声だけを勧めていると、誤解している人が少なくありません。それにお答えしておきます。 当時も今も、歌は高い方へ音域をとるので、カラオケであれ、何であれ、自然と高く響かせ届かせようとします。それがうまくいかないから、そのコツ…

バランスと支え

バランスは状態であり、支えは条件です。 低いドから高いドまでの1オクターブ、その下にソ、その上にソとして、歌唱の2オクターブ(男性)を考えます。その上のドがハイCです。女性は、それを3度下げて、ミ(低)ーミ(中)ーミ(高)の域にとるとよいでしょう。 …

胸のハミング

私は、日常の声、胸中の共振感覚をもとにした発声、声の芯、声のポジションなどについては、高い声が楽に出せてしまうタイプの人は、こだわらなくてよいし、メニュから、飛ばしてもよいとしました。 これは日本の歌手やトレーナーに、特にそのタイプが多いか…

失われた大人の声

大正から昭和にかけ、日本には大人の文化があり、大人っぽく、わからないものに憧れました。そういうものが挫折しました。“かわいい”でくくられるロリータ文化は、アニメ、漫画、ゲームと、世界に発信できるクールジャパン、日本文化となりました。私たちは…

日本と時代の流れ

・日本人の作家、詩人は、大衆の前で朗読しない。 ・ホテル、レストランのロビーやラウンジに歌い手がいない。 ・全世代に共通する歌がなくなった。ラジオ、テレビからネットへ移った。 昭和の頃はクラブ歌手、流しの歌手もいました。 歌の地位の凋落は、世…

タフでない日本人の声

日本人の喉と声の可能性を、私は、英語の発音の専門家と本を書くほど比較して考えてきました。日本人の背の低さやモンゴロイド系の平坦な顔が、欧米人に引けをとって同じようにできないと言う人もいました。体格に差がありますが、国際的に活躍している欧米…

頭より体~階段で足が痛む?

整体などで日頃のストレスをとっている人はそれでいいと思います。プロのスポーツ選手やアスリートなら、専門のフィジカルトレーナーをつけていますね。声はメンタルとフィジカルがとても関係するものです。そこで取り組む姿勢はよいのです。しかし、常に見…

理論は理論

パワフルな声になりたいのとハードにやるのは別です。目的を高くポジティブにとる方が、効果が上がります。 そこは眺めがいいのです。世界を目指せば日本では通用します。結果がでればいいのです。 理論派のトレーナーは、皆さんの弱点が喉であり、そこを克…