2018-04-20から1日間の記事一覧
発声トレーニングをして本気になると、高音では一時、顔がくしゃくしゃになってくるのです。ポーカーフェイスでハイCまで歌えるパヴァロッティの偉大さは、その逆ということで捉えられます。生身というしぜんと、造作というテクニック、人工的なものとのせめ…
体からの深い声には、息の深さ、太さ、体や筋肉の支えの強さなど、体の徹底した「楽器化」が問われるわけです。 私のいう「体の楽器化」とは、一部のオペラ歌手や役者などが自分の演奏(表現)能力の限界を体に感じて、その体そのものを変えて限界を超えよう…
今の私は、高い声が出やすい人はそこから入り、胸声にこだわるべきではないという立場を、相手によってはとっています。日本にはほとんどいないドラマティックなテノールは、バスやバリトンに近い声帯で高音域発声までをテクニカルに習得したというのは、私…