夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

11.トレーニング/日常の練習

作品そのものも、自分がそれに足りてないというようなことが、声や歌の場合は、とてもわかりにくいのです。 でき上がった時点で、何かが足らないとか精神的に訴えかけてくるものがない、などといっても、どういうふうに手を入れていいのか、そのイマジネーシ…

精神修行

精神修行みたいなものが、戦中までの軍事訓練やその後の体育会系の組織で受け継がれてきました。モーレツ社員の会社などもそうであったでしょう。 そういう中で、非合理的な不条理な訓練などは、誰が何をもって認め、また改めるかというと難しいことです。

役立つ☆

どこかの部分で役立つものは役立つし、誰かに役立つかというと役立っている場合もあろうからです。 役立ったと思い込んだ上の人が、それを継承して、やっているときには無駄だと思っていたことが、後になって何かしらの結果になった、そのように信じてしまう…

積み重ねと成果

期間や量が定められてないものに対して、コツコツとルーティンを自分で繰り返し高いレベルに高めるのはなかなか大変です。 私もテーマが与えられ、その企画のもとに本を書くのは、慣れました。しかし、目的がなく書くのは苦手です。

モチベーション

日々のことをきちんとその発見と驚きをもって伝えるとなると、モチベーション維持でなかなか難しいわけです。 アーティストっていうのは、それをとことん貫く人でしょう。生活や経済的なことを犠牲にしているのか、あるいはパトロンみたいな保護者の下でとこ…

トレーニングの成果

何をもって成果というのかを考えてみてもなかなか難しいものです。というのはトレーニングの成果などというのは、普通であれば出てくるものです。そして、どこかで限界が来ます。 もっとうまい人と比べてみて、どううまくないのかと見るしかないからです。

覚悟

住み込みのプロセスと個々の習得具合がよくわからないので、合理的に考えると受け取りにくいものとなります。24時間一緒にいて、一生それにかけるという状況が許されてない場合は、難しいのです。覚悟がいるわけです。

盗みの技量

師から盗むのですから、個人差があり、学べる人はすごく学べるし、他の人はなんの効果が出ない場合もあるわけです。そんな博打のような修行に耐えられる人はなかなかいないでしょう。

生活

状況や覚悟というのも、生活のためにやむなくそういう環境におかれて、仕事として身につけた場合が多かったと思います。そこから天才が出たとしてもそれは何万人に1人の確率だったことでしょう。

習得

日本では、内弟子には教えないで、身の回りの世話をさせ、お金を払ってくる一般の人には教えるというような、伝統がありました。内弟子は、生活を共にして、師の動きになりきっていくのです。

日常の繰り返し☆

稽古の時間だけ来て教えられたことを覚えて、その通りにできるようになる人とは、全く違う次元での見方や感覚が研ぎ澄まされていくことだと思います。 同じことを毎回、繰り返すのですから、よほど鈍くない限り、そこでの細かさや丁寧さが身についてくるので…

意味を見いだす

同じことを繰り返すとき、学ぶ意欲のある人は、無意味のままでいたくないのですから、飽きて辞めないのであれば、そこに何かしら意味を求めて、上達していくでしょう。マニュアルでの教え方よりもずっと高度な教えなのです。

異なる体験

考えてみると、全く違うものをやったときに、案外とうまくできて、これは今までの何かの経験が役に立ったと思えたこともあったのです。 どちらかというと人並みにもできず、自分の過去にそういったものに対する訓練が足らなかったと思うことが多かったのです…

積み重ねる

いろいろと考えている間があれば、その間にちょっとずつ練習を積み重ねてひたすら身体に覚え込ませていくしかありません。育てていく感じです。 そうした意識が毎日あるのか、それを優先的に日常組み立てているのかなどで大きな差がでます。もっと大切なのは…

歌の基準と発声☆

日本の歌手に限っていうと、基準がとても曖昧です。天性の力、生声だけでプロとして活動できてしまう人が多いのです。そのまま、せりふをいったり歌ったりするだけでも成り立ってしまう人もいるからです。 しかし、大抵の人には、そのなかで発声の基本は身に…

水分補給☆

緊張すると喉が渇くので、そういうときは、水を飲む人が多いです。 耳をつまんで動かしたり、酸っぱいものをイメージしたりして、唾液腺を刺激すると唾液が出てきます。 水よりも唾液の方がいいです。 給水する場合、すぐ飲まず、口に含ませて口内を潤してか…

防音の練習環境

「声を出して練習ができる環境がありません」という人のために、防音の設備についてアドバイスします。 よくある悩みは、「アパートやマンションなど共同住宅なので声が出せない」とか、「家族と住んでおり、家族がいるときには声が出せない」、です。 外に…

防音工事

防音工事については、最近では、いろんなところが扱っています。完全なものでなくても、ホームセンターなどで材料を買ってきて工夫することによって、減音ができます。 実際は、40デシベル減音できるのが、理想です。そうなるとブロックや鉛版、重く厚いもの…

やらないよりはやる

ヴォイストレーニングについても、難しくて面倒で続けられなくなるようであれば、簡単で楽しく続く方がよいのです。 その方法のよしあしや合っているかは別ですが、ともかく、やる気になります。 気持ちを入れて集中して長くやると、やらないのに比べるとず…

レベルを問わない

ここでは、健康法と同じように、やらないよりだったら何でもやった方がよいというレベルでの選択です。 それさえ難しい環境にある場合は、そのことを重視してよいと思うのです。 ましてプロになるとか、日本一を目指すとか、そういうものでなく、日常的に長…

楽に楽しく続ける

身体運動が楽しいのは、手足や体全身を動かすからです。呼吸法や発声法は、そういうものと違います。 トレーニングとして取り出すと、部分的で鍛錬となるし、時間をかけるなら、じっとしている地味なものとなります。 簡単にできて楽しいもの、気分がよくな…

ながらで続ける

大体、じっとしていると、体を動かしたくなります、飽きてくるからです。 となれば、そのためにわざわざ時間をとるよりは、日常の生活のなかで、同時に「ながら」でするといいでしょう。つまり、歩きながらとか座りながら、テレビを見ながらです。 ですから…

声の不自由さ

ポリープとか結節などは、見たらわかることです。しかし、声が不自由というのは、必ずしも客観的にわかることではありません。 あなた自身で自分の体に起きていること、声に起きていることを、どのように感じているか解釈しているかをまとめてみてください。…

ハードトレーニング

器が小さいというだけなら、強化鍛錬トレーニングだけで済ます方がよいこともあります。よりハードに、つまり回数、時間、量を増し、強度を上げていくのです。 より速く、より多く、より強く、より高くなど。 これは、そういう人に必要なトレーニングの一つ…

がんばらない

「がんばって声を出している」というのは、よくありません。 心身が整っていないのに、声だけ出す、長時間(休みを入れずに)、 大きな声や高い声を強く出すときは、リスクが大きいのです。 具体的には、急に全力を出すとか、休みを途中に入れないケースです…

害となるケース☆

よくないのは、何回も行うこと、長期的に行うこと、やってはいけないときにやることなどで害が出るケースです。 総じて、トレーニングによって鈍くなるようなことです。 どんなにその人にとってよいメニュでも、病気のときや不眠のとき、あるいは、何時間も…

幽体離脱のように

まねることができるのは、ミラーニューロンのおかげという説が一般化しました。 相手を本当にまねるには、まねるだけでなく、チェックして修正しなくてはいけません。 まねている自分をチェックする自分が必要です。 つまり、自分を上からみる自分があるとい…

実感を急がずに得る

トレーニングとは、一定のことをくり返して心身の姿勢、動作に一連なりの調和バランスが生じたときに、実感としてわかるものです。 それは、厳かな快感を伴うものです。 プロセスとしては、こうした取り組みをじっくりと学んでいけばよいのです。 そのために…

環境を整える

練習には、できるだけ静かな広いところ、室内なら天井の高いところが理想です。 吸音、遮音については目的によります。 モニターや反響音よりも、体の感覚で、よし悪しを判断できるようにしていきましょう。

自主的にするトレーニング

たとえば、 身体トレーニング、運動―歩く、体操、筋トレ、柔軟 呼吸と発声トレーニング―レッスンの復習 メンタルトレーニング―イメージ、感覚 これらを毎日の生活に、どのように落とし込んでいくかということです。 トレーナーや教材に頼り過ぎないことも大…