ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

21.その他、アーカイブ、研究所史

包括する

私が早くから本を出し、ロングセラーやベストセラーとなったこともあって、研究所には多くの人が来ました。それだけの人がここに関係したわけです。 「私よりもできる」と思ってトレーナーになった人もたくさんいます。それはよいことです。でも、アーティス…

トレーナーの手腕

レッスンの料金や時間や、制度や体制などは、本来は、大した問題ではないのです。本人の志ほど、決定的なものはありません。本質や先見力、感性の働かなくなったところにヴォイトレをしてみても先はないのです。そういう人財を見抜き、集中して育成するのに…

ヴォイトレの研究所の成立

ヴォイトレを中心において、その一方に、心と体をもつ―人間という、人類の芸道に共通する体(呼吸)という器があります。そしてもう一方には、国を越えて世界に、時代を越えて永遠に、価値や感動を与える表現という作品があります。 私が研究所と名付けたのは…

1万人に1人

私は、最初にアーティスト、タレント、芸能人、落語家の師匠やお笑い芸人、プロの声優、アナウンサーと、対することになりました。先見性のある、勘のいい人は、畑違いとも思われる分野から、この声の活動に、積極的に関わってきたからです。 私はアーティス…

市場とその声の研究

研究所では、声や表現の研究をしてきました。本格的に研究体制が整ってきたのは、ここ十数年のことです。 1.日本のプロ歌手の個人指導 2.一般の人との養成所式グループレッスン、劇団の指導、ワークショップ、レクチャー 3.声楽家を中心としたプロのトレーナ…

研究所の30年

研究所は代々木という土地柄もあって、声優、ナレーター、俳優、タレントの対応が増えました。ミュージカル俳優になりたい人も増え、J-POPSの志向が強まったので、外国人やポピュラーのトレーナーを使いました。そして、基礎の必要性を改めて認識して、体制…

ヴォイトレの30年

私はこれまで、著書に、あえて、あまり科学的なことや生理学的なことを入れないできました。 デビュー本で、公にした仮説の元は、10~20代までの実演や経験です。自分が3割、海外や日本の他のトレーナーとの経験が2割、レッスン指導の経験が4割、類書からの…

ヴォイトレリアル

「革新的な試みをしているのに、叩かれないなら、その名に値しない」といいます。いろんなオーソリティにお会いして、叩かれてもいる私ですが、そのことについて。 声の分野は、実質としては、啓蒙期に近いところで、同じようなことをくり返している段階で一…

外国人のトレーナー

海外のヴォイストレーナーについた日本人が、ほとんど実質上の効果をあげていないのは、どうしてかと聞かれたことが何度かあります。本人に効果をあったと思わせるようにセットしている点は、ワークショップと似ています。そもそも、トレーニングというのは1…

養成所時代

どのトレーニングも、大きな効果を早く求めるとなると、個別に(人によって)どれくらいを、どのペースでやるのかを、丁寧に扱う必要があります。大きな効果と、早く出る効果は違います。 私自身、最初は一般の人にもかなり大きく目標を与えてきたと思います…

アーティストとトレーナー

喉を壊す歌手が少なくなったのはヴォイトレの進歩でなく、そこまで使えなくなったということです。レコーディングレベル以上に、生で歌える人も少なくなりました。カラオケのようなリバーブの効果に頼り、表現よりも喉を守り、そつなくこなし、ビジュアル(…

客のありかた

ファンはその人が歌っていたらいい。曲が好きならば、それでいいのでしょう。日本のアーティストは自分の歌のよし悪し、レベル、どう歌えばもっと良く見せられるのかを知らないのでは、と思うほどです。うまく歌えば、すぐに評価される、そのまま、同じに歌…

歌い手のありかた

大して気にかけなかったアーティストが、ある曲、(ときに他人の曲)で、たまたまTVのライブ、あるいはイベントで、すごい歌唱をするのを聞いて、見直すこともあります。大いに反省して、その人のCDを聞きまくるのです。といっても、他の曲は、どうもよくな…

研究所の発足

当時、私は、プロの育成から一時、手を引き、一般向けの研究所を開きました。1年363日体制で、来るもの拒まず、スタートしました。東京で300~400名、京都で40~50名で15年ほど続けたのです。 そこでは、皆さんからもたらされる歌、マスメディアでの曲の批…

ベースとしての6~20曲リスト

つまるところ、私が10年遅れて現実を認めてきたのは、10年分、鈍かったのではありません。その10年に、前の10年を越えるアーティストが現れなかったからです。 私は、「一流を見本に」と多用してきました。かつて、ここに関わった人なら、必ずここのある6曲…

アーティストの不在

1960年代からアーティストを挙げていくと、70年代、80年代、90年代、2000年代、2010年代と、明らかに、歌の説得力として、声の力として、衰えています。これは、日本においての特殊な現象と思います。海外もビックスターは出なくなりましたが、それなりにレ…

声、歌、音楽の衰退化

海外では、街やホテル、店で気軽に触れられる音楽や歌が、日本、特に東京では特殊な場でしか聞けません。TVでも、歌番組は少ししかなくなってしまいました。 世界的にみると、歌や声は、一時の勢いは失いましたが、日本ほど顕著ではありません。このあたりは…

この50年、1960年代~

私は、自分の育った頃のアーティストから、彼らが影響を受けたアーティストに20年ほど遡っていって、そのままです。1950年代、1960年代をベースとして、ポップスのアーティストを捉えています。マイケル・ジャクソンでいうと、ジャクソン5のマイケルはよい…

10年毎に…

10年経つと、その20年ほど前のプロのすぐれたところに改めて気づいていく、というのが、20代以降の私のパターンのようです。プロデューサーは、何年か先のプロとしての優れたところを見抜くし、ファンは、新しいプロを認めます。それから比べると、私は遅れ…

事始め

かつての私の方法(もし、そのようなものがあるとするのなら)は、プロ志向の人向きでした。全国でレクチャーをしていたのですが、地方在住の年配のトレーナーに「かなりモティベートと心身のある人でないと対応できないのでは」と、言われたこともあります…

メンタルとフィジカル

私は、2000年から、メンタルの勉強、2005年からフィジカル(体)の勉強を中心にしました。スクールにくる人に対応するトレーナーtぽ異なり、私の場合は、くる人に対応している、トレーナー(の対応しきれない人)に対応するという、より高度な必要に迫られ…

姿形の制限と音声の成立

日本人は、音声よりも形、耳よりも目を重んじてきました。声も話も歌も、ヴォイトレも、フィルターをかけてゆがませているというのが、私の持論です。 私は、研究所を、「音声、表現、(生)舞台での基本」を学ぶところとしました。目をつぶって聞こえてくる…

オペラ歌手の基本に範をとる

今、私は能という、舞うのも座るのも形があるもの、型の決まっているものに接しています。謡の声は、姿勢、肉体の制限下に調整しなくてはなりません。直立不動の合唱団で発声を最高にするためにそこから何をするかということに似ています。そこで私は、そう…

一流の感覚

私が最初から研究所でめざしていたのは、一流の人材の養成です。心技ともにずば抜けたレベルに到達するためにレッスンとトレーニングがありました。スタートラインがプロへの指導だったために、必修でした。一流育成のために、世界の一流に学ぼうということ…

カラオケと初音ミク

自分の声や歌が嫌だとか、めんどうだとなると、ヴォーカロイドを使うようになります。その是非はここでは問いません。クールジャパン、日本の商品文化として大いに世界で広まると良いと思います。生身でない分、24時間、世界中で同時に活躍できるのですから…

背景と蓄積の力

研究所は何もないところからから私とその当時のスタッフ、生徒がつくりました。何年もたつと、そこにずっとあるかのように思って、人がきます。ここを、どれだけ多くの人が多くの時間とお金と汗と涙をつぎ込んで維持してきたのかを、わかってもらうのは難し…

声とその専門化の領域

声のトレーナー、それに似た職の資格をつくるという話は、いろんなところから持ち込まれてきました。私はいくつかの理由で保留しています。 1.定義ができない 2.出身畑(出自)がさまざまである 3.すでに多くの人が名乗ったり使っていて、それぞれに実績…

ものまね芸人とカラオケバトル

ものまねの人や腹話術の人も、声を扱う私の大きなテーマの一つです。プロの歌手を目指す人は、作詞作曲の力が重要となりつつあるのですが、一方で歌唱力としては、お笑い芸人やタレントのものまねレベル(カラオケマシーンで90点レベル)を一つの目安にする…

視覚効果と耳の力

伝わるとか感動させるというのは、本物であろうとなかろうと、映像特有のみせ方にマッチすると「すごい」となるのです。 私は目を開けても、つぶって聞くのと同じ聞こえ方ができるようになるのに、10年以上かかりました。それからは、目をあけていても同じよ…

発声と歌の評価

私は、十名ほどのトレーナー全員とレッスン生のステージでの歌を評価し続けてきました。そこで、ポピュラー出身の生え抜きのトレーナーと、声楽家出身のヴォイストレーナーとの評価の違いに悩まされました。 声楽家は、アマチュアに対して、曲、つまり楽譜に…