ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

26.研究所のレッスン★

ハイレベルと効果の大きさ

日本の声の現状を把握し、欧米とのギャップを縮めようとして研究所をスタートしました。今では、欧米だけでなくアジア、アフリカも含めて全世界と日本、古き日本と今とのギャップということです。 声ですから、歌唱だけでなく、せりふも入ります。俳優からビ…

保留する

方法でなく、一流の感覚、完成の影響下で自分を一時離れることです。捨て、殺し、保留するのです。つまり、()カッコに入れておくことです。 追いすがっては振りほどかれ、また追いかける、一流のアーティストに憧れ、一流になっていった芸人たちの後追いを…

質と個人のレッスン

研究所は、量の時代を経て、質の時代に入りました。いくら量だけを与えても、自分で365日やっているアーティストには敵いません。そこでトレーナーに質のチェックをさせています。 レッスンでは、課題とのギャップの現状を把握させます。そして、その改善を…

外国人のトレーナー

海外のヴォイストレーナーについた日本人が、ほとんど実質上の効果をあげていないのは、どうしてかと聞かれたことが何度かあります。本人に効果をあったと思わせるようにセットしている点は、ワークショップと似ています。そもそも、トレーニングというのは1…

養成所時代

どのトレーニングも、大きな効果を早く求めるとなると、個別に(人によって)どれくらいを、どのペースでやるのかを、丁寧に扱う必要があります。大きな効果と、早く出る効果は違います。 私自身、最初は一般の人にもかなり大きく目標を与えてきたと思います…

みかけの効果

滑舌はやればやるほど、すぐによくなります。誰でも判断がつくので、一般受けするメニュです。私も、一般向けの研修に入れます。一回だけとか、一日だけ、というところでは、デモンストレーション、パフォーマンス、プレゼンテーションの要素を求められてし…

天のやり方、地のやり方

天才の俯瞰的な物の見方と、秀才の俯瞰的な積み重ねの二方向からのアプローチが必要です。 どんなに毎日トレーニングしていても、それが日常、あたりまえとなると次のレベルが求められます。常に非日常を日常化して、そこに非日常をセットする取り組みが求め…

方法やメニュではない

他のところのレッスンの方法やメニュ、考え方、理論、説明、関連商品などについても、正誤を知りたく、いらっしゃる人がいますが、私は他のところについては寛大です。 ことば、知識、科学としておかしくても、ペーパーテストではないのですから、成果が出て…

救済と創造

声から考えるのと、(体から)表現から考えるのは、大きな隔たりがあります。現代の人は少しでも早くばかりを結局求めがちです。早く楽にうまくなりたい―というのは、学校教育=平均化=落ちこぼれ救済教育であります。(他国に模範をとれる工業化社会時代の…

今をみるトレーナーと先をみるトレーナー

レッスンとして具体的に考えるのなら、両立は不可能ではありません。2人のトレーナーが、一人は今に、もう一人は遠い将来に対応するのです。「発声、声づくりと歌唱は反する」というのは、こういうことを言っているのです。どちらかしか選べないとか、矛盾し…

「早く」と「上に」の違い

トレーニングとは、より早く、より上にいくためのものです。この「早く」と「上に」をきちんと考えなくてはなりません。「早く」とは、他の人が10年かけてたどり着いたことを、10年より早く達することです。それに対して、「上に」とは、その人より上にいけ…

出口が入口

声については案外と他の専門家も見抜けないことが多いようで、嘆かわしいことによく直面させられます。私としては、そこを他のどんなトレーニングもそれもあり、それもよしとした上で、一線を画しています。その出口が入り口にしか過ぎないことを知ってから…

レッスンのメニュと内容

レッスンのメニュや内容の根拠というのをみてみましょう。 1.それが自分の歌だけの経験(歌手) 2.トレーナー自身の受けてきたレッスン 3.レッスン生に受けさせてきたレッスン この3つの条件がそろっていても、きちんとフィードバックしていないと、あな…

トレーナーのイメージのことば

トレーニングのプロセスに他人が入ると、ややこしくなります。私はトレーナーの間に入るときは、結果を中心にみて、使っていることばは気にしません。 ことばを変えることでよい効果がもたらされるところはアドバイスします。そういうことばほど、事実と異な…

自分でつくっていく

私は自分のことばや方法をレッスン生に押しつけません。新たなメニュとまでいかなくとも、できるだけ新たにその場で作り出します。メニュやプログラムは、個別対応です。 過去のメニュや、他の人のメニュとも共通するものもあります。変わらないものもありま…

他のトレーナーとのレッスン

トレーナーが替わるときや引継ぎのとき、前任者のメニュをどのくらいふまえるかという問題とが、現れます。そこでの変化についてこられないなら、前と違うことはできません。 前任者と同じやり方、メニュを使うほうがレッスン生はやりやすいのは、確かです。…

逆を考えること

トレーナーとレッスン受講生(以下、レッスン生)との関係について、私は、レッスン生主導のレッスン、できたら、一流の作品とレッスン生をダイレクトに結びつけて、そこに最小限、トレーナーがアドバイスをする立場としているのが理想と思っています。 多く…

声の評価

声は、スポーツや楽器、音響などの測定のようにはなかなかいきません。声の専門家がいたとしても、これらを実証するのは難しいです。医療分野もいろいろ測定器具などはありますが、専門家の耳で聞いて捉えた印象に勝るものはなかなかありません。 これまで私…

クリエイティブなスタンスをとる

私のレッスンでの尽力は、ヴォイトレではなく、その必要度を高めることにとられています。ですから、レッスンにおいて、大半の人に与える主たるものは精神的なものであると思っています。 その人の感性、感覚という器が大きくなればおのずと体、声、呼吸の足…

分化と統合

トレーナーが見本ととして、わかりやすく、ゆっくりていねいに、スローモーションで分析してみせても、本当の基本とは違うのです。語学の勉強は、ゆっくりしたものを聞くよりも、ネイティブの早さに耳をならしていくことが基本です。ヴォイトレも、トレーナ…

複数のトレーナーのアドバイスと相性

一人ではなく複数のトレーナーのアドバイスにヒントを求める方が、気づきやすいのは、いうまでもないでしょう。自分に合うタイプ、相性のよいタイプもいれば、そうでないタイプもいます。そうでないからだめかというと、だからこそ必要、かつ効果的というこ…

オーダーメイドのレッスン

時代としては、一人ひとりのレッスン生をみて、メニュや方法を組み立てる方へと、トータルとしてのオーダーメイド方式になりつつあります。 私のところでは半々の割合を保つように努めています。 トレーナー独自のやり方と研究所としての共通のやり方も半々…

基本と応用について

レッスンの進め方を、レッスン受講生によせて変えていくか、トレーナーのもっとも自信のあるやり方で貫くか。 トレーナーが 1.トレーナー(師や先生)から教わった方法 2.トレーナー自ら得た、もっとも自分にふさわしかった方法 3.指導に効果をあげた方法…

トータルとしてのトレーニング

まとめると、学ぶことは、次のようになります。 a体と結びついた声-ブレスヴォイストレーニングの声づくり(声楽の体づくり基礎) bことばと結びついた表現「モノトーク」 c音楽と結びついた歌唱(カンツォーネ)フレーズ、リズム、感覚 カンツォーネをイタ…

歌唱と声づくり(発声)の判断は一時、反する

自分へアドバイスする人が複数であることで迷うとしたら、大切なことなのです。こういうことは、すぐに解決しようとすべきことでないし、できないことを知っていれば、あせる必要はありません。レッスンには、解決するのでなく、問いを求めにくればよいので…

歌唱レベルでの低さ

日本では英語で歌えれば、英語の発音が正しければOKという形での評価が、幅を効かし、表現が忘れられてしまうのです。 日本の歌でも似ています。合唱、ニューミュージック、J-POPS、演歌、邦楽はなぜ、時代を超え、日本を超え、世界のスタンダードにならなか…

日本語の訳詞

日本はロカビリー、ロック、ポップス、ジャズ、カンツォーネ、シャンソン、ラテン、ボサノヴァ、ファドまで、向こうのものに訳詞をつけて歌う時代となり、同じ曲での比較が容易になったのです。 当初は英詞の訳もよいのがあったのですが。(この一連のヒット…

訳詞のよいこと

歌詞がよいことは、原語と日本語との両方で学ぶためには、一つの大きな条件です。特に、カンツォーネは、日本詞がうまく付けられているのが多いです。しかし、この頃の詞は、一音節(モーラ)に一音の日本語をあてていたため、原詞の内容の半分から三分の一…

歌が楽器に勝るところ

楽器に対して、決定的に歌が有利なところは、次の二点です。 1.人間の声である 2.ことばで意味を具体化できる 日本人で英語でジャズを歌っている人は、英語圏で生活しているのでもなければネイティブのセンスにはかないません。日本語で育ってきた日本人が…

スタンダード曲のよさ

日本にはあまりなくて、世界にたくさんあるのは、スタンダード曲です。スタンダード曲とは、歌詞やストーリーを皆、知っているのです。その上で歌われるから、歌い手は、楽器としての演奏力と表現力が問われるのです。 つまり、初物、誰もやっていないからオ…