ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

29.ブレスヴォイストレーニング研究所とトレーナー

感じる人

竹内敏晴さんの「人間、この声、命の輝き、衝撃」を、私は「生命力、立体感」と言っています。今のことばで言うと、「リアル、3D」でしょう。あなたがここにいて、その存在感が、オーラを放っているように、その一つの媒介を声として欲しいのです。歌わなく…

暗記する長所と短所リスト

歌唱チェックのリストの項目を新たに100出せと言われたら、私は10人くらいの歌唱を聴くだけで出てくると思っています。挑戦してみてください。小見出しはあまり気にしなくてよいです。項目だけ見るとチェックしやすいと思います。 オーディションでは、本人…

異なる解釈と可能性

基礎の力をチェックという切り込みを細かくつけていくことで、気づいていくためのよい勉強になるのです。プロの人は、私よりも歌えるからと、私よりもよい基準も持っているとは限りません。プロの持つ基準を、私ほど根本で把握しているとは限りません。 歌い…

優れた歌唱の条件~基準と精選「歌唱ステージ評価表」☆

以前作った「歌唱ステージ評価表」を刷新したので、取り上げます。 歌唱なので、歌手以外関係ないように思われますが、俳優、声優はもちろん、就活から婚活まで使えるものです。直接当てはまらない項目は、○音域別、○音程、○リズム(の一部)、○設定、○展開…

ひ弱な声から10分の1

よいレッスンもすぐれたトレーナーも、それに勝るものではないのです。竹内敏晴さんのいう「ひ弱な優等生の声」を変えなければ何ともなりません。「ロマン派の狂気」を、甘ったるい差にしか感じていないなら、本物のレベルに追い付くのは無理でしょう。 どの…

声への自覚

私は、発声に自覚的になるということを求めています。それは、最近の流行のような、喉や口内の仕組みや発声のメカニズムを知ることではありません。全身全霊で、声をどう把握し、どのように表現されるものかを知ること、そして、どう表現にならしめるかとい…

竹内敏晴さんのこと~力☆

「胴間声、馬を追い、田を起こす野良声は、熱く、強く、国を突き抜けて、海の船での人を呼ぶ声は、それを忘れてどれくらいになるのか」と、竹内敏晴さんは述べていました。日本のオペラ歌手をみて、「力がない、輝きがない、ひ弱な優等生の答えだ」と看破し…

理論の正当性のなさ

私が初期に直観的に理論立てて表した本には、あまり直すべきところはありません。ただ声のいろんな基本知識について、説明を加えています。他の本から引用したものは、知識や理論が短い間にも変わって、古くなったものもあります。いくつかの本で触れていま…

日本人の声の丈

私は声域より声量、声量より音色であると思っています。歌やせりふでなく、声のトレーニングということです。 歌い手の世界では、声域(高い声)に悩む人が多いので、それが第一目的になっていることがほとんどです。マイクが使えるから問題にならなくなって…

「アー」の一声

歌で音程やリズム、発音がよくなっても、声がよくなるのとは違います。歌唱のレッスンでは、ずっと声そのものは、問題にされないできました。元より声のよい人が選ばれていたのです。 今のヴォイトレでも似たようなものです。トレーナーに「大きな声で『アー…

負荷のレベル

無理に負担をかけて、重い強い声にしようとしては喉を壊しかねません。自然にできていくのを、できていかないようにしているから、どの程度に無理をしていくのかがトレーニングの肝です。これを私は「負荷」や「抵抗」といっています。 きちんとした結びつき…

基本の「ハイ」

私のトレーニングには、上半身を90度、腰から屈伸させ、床に背中が平行になるようにして「ハイ」を出すことがあります。前腹を押さえる(前腹が圧迫される)ので、横や背の筋肉が使われやすく、横隔膜呼吸の拡大を意図します。もう一つの理由は、下半身を固…

現実対応のトレーニング

自分のヴォイトレの声を聞いてください。いや自分の声だからわからないなら、一流のプロの歌でなく、声を聞いてみてください。「ここがポイント、ヴォイストレーニング」にも述べました。 そういうことを目指している人にも、否定する人がいます。しかし、よ…

目的のためのプロセス

Ⅰ、Ⅱ、Ⅲのレベルでの、それぞれの目的とプロセスを、よく考えてください。Ⅱ、Ⅲが、Ⅰの下積みになっているのです。 Ⅰのトレーナーが、成果をすぐに上げられるように思うのは、誤解です。そこで上がったくらいの効果では、どこにも通用しないです。5年もみたら…

胸のハミング

私は、日常の声、胸中の共振感覚をもとにした発声、声の芯、声のポジションなどについては、高い声が楽に出せてしまうタイプの人は、こだわらなくてよいし、メニュから、飛ばしてもよいとしました。 これは日本の歌手やトレーナーに、特にそのタイプが多いか…

ブレスヴォイストレーニングのメリットとデメリット

レベルⅠ~Ⅲを捉えてこそ、ブレスヴォイストレーニングが、世界の対応のトレーニングといえるでしょう。世界に通用するようになりたいという人がきます。それでまた、いろんな面で、ブレスヴォイストレーニングの可能性と限界を見ることになります。本人や私…

形はない、自立心

私のレッスンやブレスヴォイストレーニングの方法、メニュというのは、他のトレーナーのように、特別に決まった形で存在するようなものではありません。相手に応じて変化します。材料は何でもかまいません。どの母音、子音でも、どのスケールでもかまいませ…

感覚と感性と自立

若い人に全力で全身から声を出す経験を与えないことが、日本の声力の低下をもたらしています。歌唱やセリフ、いや、発声の前に、声というものの、もっともベーシックなところでの、トレーニングを行う必要を、私は提示しています。それが必要な理由は、オリ…

芯のある声

一流の歌手は、声に表現力をもっています。それには表現、イメージのレベルを上げなくてはなりません。これは声の力とともに上がってくるのが望ましいのですが、クラシックならともかく、今のポップス歌手はそれを待てずに先に先にといってしまうのです。 鍛…

声の表現力

先日、ある合唱団の先生が、「リズムは体でとると遅れるからイメージ(頭)でとれ」と教えていました。こういうのは、体感、イメージ力で、頭ではないのです。現にその先生自身は、体でリズムをとっていました。そこまでには何年もかかるから演奏会に間に合い…

レベルⅢの声

レベルⅢでは、世界レベルで、人間としての共通のベースです。そこで声を掘り下げ、深めていくのです。結果としてみるだけでなく、最初からプロセスを、意図的にトレーニングするということです。これが私のブレスヴォイストレーニングの主旨です。 素質に恵…

レベルⅡのヴォイトレ

レベルⅡは、日本人の日常や、平均的な器からはみ出したトレーニングといえます。日本では声楽か俳優の、ややハードなトレーニングにあたります。 喉そのものを変える 2.表現、強いインパクトを目指す 3.体、呼吸、共鳴、その結びつきを変える。 やり方、メニ…

レベルⅠのヴォイトレ

一般的なヴォイトレは、声の使い方を変えて、声域、声量(共鳴)、ロングトーンやレガートなどに対応しやすくすることを目指します。調整して、整えていく方向で行います。そのために表現や発声機能を変え、効果的に声が響くようにすることが多いです。便宜…

私のヴォイトレ

私のヴォイトレは特殊なもののように思われるかもしれませんが、声の自然に育つプロセスを、一般の人ではなく、一流のアーティストレベルから持ってきているものです。正しいとか、間違いなどはないのです。 私のが正しい方法、他のトレーナーが間違った方法…

声の日常とドラマチック

オペラが非日常なものに対し、ブレスヴォイストレーニングは日常ですが、区分は、あいまいです。もともと舞台は、非日常とはいえ、日常のハイテンションでの集約に過ぎないともいえるからです。 日常生活の中でも、ときにはドラマ以上に、ドラマが起きること…

深い声と高い声

声楽は日本人の場合、多くがテノール、ソプラノ中心なので、ハイトーンと頭声共鳴が優先されているのは否めません。 私はそれを逆手にとって、日本の声楽をJ-POPSなどのハイトーン、ファルセットの習得に利用しています。ポピュラーの本人しか通用しない、中…

組み合わせる

ブレスヴォイストレーニングと声楽の組み合わせで、相互の弱点を補完することもできます。共に、イタリア人のような体からの深い声を得るのが目的です。 バスやバリトンの人には、ブレスヴォイストレーニングと同じことを声楽で行っているようなものです。こ…

ブレスヴォイストレーニングと声楽

声楽は、オペラの基礎づくりです。それに対し、ブレスヴォイストレーニングは、話し声から歌まで含めた人間のコミュニケーションのための音声の基礎づくりです。広くは、叫び声、泣き声、怒り声なども含めます。 ブレスヴォイストレーニングは「アー」や「ハ…

日本人の欠点

私が日本人の歌手や役者に決定的に欠けているとみなしていたのは、 1.力強さ、タフさ 2.完全なコントロール力、ねばり 3.声としてのオリジナリティ 4.演奏としてのオリジナリティ 5.即興力 ほかにコーラスや構成、展開、全体を統一する力などもあります…

なぜ声優、役者に使えるのか

ブレスヴォイストレーニングは、役者や声優の荒っぽい大声づくりで、声を損ねて悩んでいる卵たち(やプロ)に、特に使われています。歌手では本格志向の人が中心でしょう。お笑い芸人が多くなったのは、歌手よりも地として強く、太く、インパクトのある声が…