トレーニングをすれば、上達するのはあたりまえです。常にどのレベルをめざすのか考えてください。それは必ずしも歌のうまさや声のよさを条件にするとは限らないのです。歌のうまさや声のよさと、世の中に出ていけることとは違います。まして、高い声が出る、声域が広がることは、歌がうまくなることと違いますし、声がよくなることとも違います。
歌というのは、まずは自分がもっているもののとおりにしか出てきません。そこは、あなたが自分で判断するしかないのです。その力をトレーニング(レッスン)でつけるのです。
他人の判断に一方的に依っていくと、あなたの歌ではなくなってしまいます。しかし、自分の判断もあるところからは保留にして天任せにするようにしましょう。何かが降りてこれるように我を消し、器だけにするのです。☆