夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

体格や外国人とのギャップ

演劇の日本語は、欧米からみて音楽的なものではないために、日本語とまったく違う発声をしなくてはいけないと考えている人もいます。これは、おかしなことです。

歌での外国人との違いの何よりも大きな原因は、日本人の今の音楽が、欧米の言語にベースをおいたものだからです。外国人は、話しているときの声とリズムのまま歌に入っていけるのです。

トレーニングとしては、日本語と違っても、もっとも有利な発声をして、あとは何でもできて、使うときに自由に選べばよい、そうなれば、おのずと応用力のあるものが選ばれてくると思っています。その有利な発声を深いポジションでの外国語(特にイタリア語)に求めるところは、声楽と同じ考え方です。

最近は、体格、骨格や背の高さなども外国人と変わらないようになりました。きちんとした発声を身につけることができれば、同じように声が出せるはずです。ただ、声を引き出すのは、必要性ですから、文化、環境の問題の方が大きいのです。邦楽では、80歳でも朗々とした声を出す人もいます。