トレーニングに、大声を使うかどうかは、相手の声の状況によります。何でも禁ずるのはよくありません。よくない結果が出たら、そこを指摘して、その判断材料か別のメニュを与えることです。判断は、いつか本人自身ができるようにしたいものです。
崖の上から下を見たことのない人は、小さな崖をのぼって、1、2度落ちてみるのもよいかもしれません。トレーナーに判断されるのでなく、自らの感覚で知っていこうとすることが大切です。
トレーナーにつくのは、いつも状況にふりまわされるのでなく、そうなりがちな声を長期的に考えていくためです。トレーナー自身が長期的視野をもたなければ何ともなりせん。
私は皆さんにつける2人のトレーナーを、2つの目的として、今の状況改善と将来の条件改善に分けることもあります。トレーナーの扱う問題は似ているようでも別にみる必要があります。トレーニングとしても両立しやすいものでないからです。