トレーナーにすぐに「何がよくて何が悪い」「どうすればよいのか」を知りたいという人が多くなりました。それに対し正直に「全部悪くてよいところは一つもない」などというトレーナーは、いなくなりました(というより聞かれなかったし、言う必要もなかった)。つまり、そこをあいまいにするかほめるようになります。
結果、期待レベルが下がるのです。すると次に、そこがよくない、わからない、確かでないということもいえずに、よくないものさえよいとみてしまうようなトレーナーも増えるのです。「知ってしてしまう」でなく「知らずに言ってしまう」のです。(わからないというより、わからないことがわからない)嘘のない分、困ったことです。
それで、誰も困りません。トレーナーは生徒と、良好な関係になります。力はあまりつかないとなります。嘘になるのです。
時代とともにレッスンも受講生も変わりました。変わったのはトレーナーです。もっとも一般化、大衆化したのです。