ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

声の力とは

少なくとも私の考えるヴォイストレーナーは、ひと声、ひとことで、あるいは「アエイオウ」「ドレミレド」だけで大きな基礎を学ばせる力がなくてはならないと思うのです。

 せりふや歌は総合力です。リズムや音程、声域、声量、声の使い分けや、いろんな音色の出し方もトレーニングに含まれるのですが、その基礎は感覚、体、発声そのものです。

 理想のイメージを少しずつ実感できるようにしていきます。それを100日に1日、100回に1回から10回に1回と、精度をあげていきます。最終的に身体やのどの状態が悪くても、確実にできるようにしていくところまで必要です。シンプルなメニュをあくなき繰り返すことで、確実にしていくのです。それが、最も高いレベルに結果として早く到達するプロセスだと思います。

 ゴルフではトッププロさえ、毎日50センチほどのパットを50回連続で入れるようなトレーニングをしているのです。一人で打ちっぱなしばかりして、10回に5、6回バットが入ればよし、あとは難しいコースばかりまわっている人は、いつまでたってもうまくなりません。繊細さや緻密さ、ていねいさを欠けたままだからです。しかし、ヴォイトレでは、そういうことが当たり前のように行なわれています。

 シンプルな反復練習をしていますか。それが少しずつ深くていねいに、確実になっていますか。

 私は、本の読者やレッスン生にそういうことでトレーニングを問うように述べています。メニュが変わるのでなく、同じメニュに対して、あなたの声の質が変わっていくのです。