本人のトレーニングのために、より深く気づくための考え方やポイント、イメージを与えるのがレッスンだと私は思っています。少なくとも、ことばで伝えるのはそれが目的と思っています。
私はCDもいくつか監修してきました。一つには、耳で捉えることを充分に学んで欲しいからです。
目でみるとわかりやすい。しかし、早くわかる分、わかった気になる分、形をとってくせをつけやすくなるリスクがあるのです。
ステージは、必要に応じて変わるものです。そのステージから直接、形でなく実となるトレーニングを学べる人は、特別な才能のある人といえます。そうでない多くの人に、私はレッスンやトレーニングの環境を整えたいと思っています。私自身も環境でありたいのです。必要以上にでしゃばりたくないと考えてきました。