「走れば声が出る」というのがトレーニングというのは極端ですが、そういうことが、発声をよくすることはよくあります。寝ていない人なら、充分な睡眠、病気なら、それを直すのが、トレーニングの前提となります。声は、のどや肺や呼吸筋など、体に支えられているのですから当然です。ですから、徹底した体の管理が前提です。どんな方法であれ、調整しつつ、鍛えてはいるのです。
たとえば、頭部の共鳴から入りつつ、それが胸にまでつながり、呼吸も深くしていくというのも、呼吸を深めて胸から頭へ共鳴しやすくしていくのも、逆のアプローチのようで、同じ目的です。