トレーナーは偉いもの、完全なものでも力のあるものでもありません。会ってみたらわかります。本やNETでもわかります。だからこそ、一流の作品から学んでください。それがどう一流であるのかを耳や体を通して知ってください。あなたが少しは早く、少しは深く、気づけるお手伝いをできたらと思って、私はこの仕事を続けているのです。
トレーナーに問われるのは、声より耳、指導力よりは発想力でしょう。声もよろしければ尚よい。でも、人を育ててなんぼです。では何をもって育てたというのが難しい分野だけに、先に続くということになるのです。
私は名誉とか所属とかはどうでもよいのです。そこにいたとか役職についていたとか、そういうものに頼ること自体でおごってしまう人をあまりに見てきました。声を求めに来た人も声があいまいゆえに、惑わされることが多いものです。
文章は、私の思想であり、世の中への問いかけとして、残していきます。あとは、声を耳で、レッスンそのものや声で判断してもらえばよいと思っています。