私のように、トレーナーをもプロデュースする立場では、チーフのトレーナーとしては、常にどのトレーナーがその人に向いているかを判断します。結果も、そのトレーナーたちより客観視できます。よりよくみえるわけです。
トレーナー自身が全ての生徒に見本をみせるのではなく、その生徒の将来の声や歌にもっとも適した他のトレーナーが見本になった一人の方がよいという考えです。
私の場合、本のCDも吹き込ませます。私の指示の元に、トレーナーが吹き込むのです。
今の私の立場は、トレーナーのコーディネーターやプロデューサーのようなものです。つまり、プロ野球であれば、ピッチングコーチや打撃コーチを束ねる監督のようなものです。このことによって、一人でトレーニングして、一人よがりにならないようになります。ついたトレーナーによって、特定のトレーナーよがりにならない、そのトレーナーのくせがつかないメリットがあります。