日常の声は、日本人は2-1~2-2、 欧米人は、1-2~3-1、 ロシア人あたりには、~3-2もいます。
ここから歌う声を、日本人は、2-2~3-1の胸声の支え(戻れるところ、感覚=芯)をもたずに、1-1~2-1で勝負しているのです。ボーイソプラノがそのあたりです。
また、2-1~2-2を入れて、ハスキーにしている人もいます。どちらも、2-2~3-1に、話しているときほどにも落ちないのです。
なお、4-2で内股への緊張の感覚は、低い声(4-1)よりも、高い声(1-1)の支えに起こります。正しく発声を学んでいると3-2に集めた瞬間、1-1のひびきが同時にとれる(あるいは、移行する)、これを私もベルカント(よい声の)唱法のマスケラと考えています。