声の変容、鍛錬とは別に声は、使い方によっても声は大きく変わり、歌の成果もみられるものです。「何をもってレッスンやトレーニングとするのか」は、もっとも考えるべき問題です。
ここは一人でなく組織としてレッスンを行なっている研究所です。トレーナーの選択とその方法については、いつまでも考え続ける問題だと思っています。
消費者的な感覚の人が増えてくると、レッスン以外のサービスに力を入れざるを得なくなるのは、やむを得ないことでしょう。すべてにおいて、満足できるように努めるのも大切なことです。優先順位を決め、指針を明示します。レッスンを受けたい人が、その目的にもっとも合うように選べばよいのです。どんな人がどんな目的でどんな状態でいらしても、それを受け入れる、その懐の深さには自信があります。
サービスの明示はできても、レッスンの内容というもっとも肝心の点は、個別に対応しているので、明示しにくいものです。
本人の求める目的が本当に本人のためによいのか、声の場合、いろいろと考えさせられることばかりです。根本の問題へのアプローチの前に、サービスのよしあしだけで判断されてしまうとしたら、残念なことです。