ここのところ、私共のところには、歌手も含め、中低音の太めの声で説得力を求めにくる人が男女ともに目立っています。アナウンサー、キャスター、声優なども、高い声でちやほやされた時期は終わったのかもしれません。若く元気で、明るくかわいいような声、子供っぽい声、幼い声、いわゆるアキバ系、アニメ系、フィギィア系の声づくりをした人が増え、飽和状態になったせいもあるのでしょう。
ようやく本筋(と私は思いますが)に気づいた人が出てきたといえます。
「小顔がよい」「エラがないのがよい」などという、ガラパコス化した日本人の価値観をどう取り入れていくかに悩みつつも、本道は、表現として説得力のある声でのせりふや歌です。