いつも学者や医者といった専門家に次の3つのことを聞いています。
1.最近の最新の知識
2.心身(特に喉)とトレーニングとの関係
3.私の喉
医者と私たちは、相手とする対象も目的も違います。「声のしくみ」をまとめたときも、のどという楽器が生体であることで、医学、生理学や解剖学、心身や発達学、運動科学、および声の共鳴としての物理(音響)学や心理学などが大切なことを知りました。そして、まだまだよくわかっていないことがたくさんあることを改めて気づかされます。
私は、最新といわれる理論、理屈、知識に振り回されないように警告してきました。
のどの病気になれば医者に行けばよいし、調子が悪ければヴォイストレーナーをつければよいのです。医者は免許があり、比較的、基礎とする知識がわかりやすいです。それでも、専門としてキャリアを積んでいる領域は個々に違います。