一人ではなく複数のトレーナーのアドバイスにヒントを求める方が、気づきやすいのは、いうまでもないでしょう。自分に合うタイプ、相性のよいタイプもいれば、そうでないタイプもいます。そうでないからだめかというと、だからこそ必要、かつ効果的ということもあるのです。
人につくというからには、できるだけ多面的に自分をみていくことが大切です。
声はわかりにくいのです。自分とトレーナーとで比べていけばよいのですが、なかなかトレーナーの声も自分の声もわかりません。トレーナー一人よりも複数名にすると、複数の声の接します。すると、より早く、そして、深いことに気づけます。トレーナーの相違からわかることが多いのです。ですから似たタイプトレーナーをつけることは勧めていません。そこから、自分も客観視しやすくなるのです。
歌も、一人の歌手ばかりしか聞いていないと、どこまでその人の影響か本人のものか、わからなくなるのと同じです。
基本は、「今のあなたになく、トレーナーにはあって、自分の欲しいところ」です。みたり知ったりできるところではありません。みえても人様のものです。そこではトレーナーをみるのも、ベテランの歌手や役者をみるのと変わりません。