ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

トレーナーの出身

かつてトレーナーは、皆、実演家でした。先輩として後輩を教えていたのです。そこには世代、つまり年代の差=年齢差があり、おのずと師-弟子の関係があったのです(師は、一家を成し、家元ともなりました)。

 芝居で、演出家は俳優から、プロデューサーに、ありました。ディレクターはアーティスト(歌手)から、兼任、そして専任となっていきました。俳優やアーティストとして大成しない人が、次に、その途中で教えるほうの才能を買われて、専任のコーチやトレーナーとなる人が出てきました。そのあとは、舞台実践者としては、あまり経験や実績のない人も、別の専門分野の勉強を元に演出家やプロデューサーになるようになりました。

 この経緯は、評論家やコンサルタントの誕生と似ています。批評から評論という専門家として、一般の人のナビゲーターを務めるようになるのです。そうした職が創造性のある作品として実践者に認められ、対等なパートナーの関係が築けるのは、かなり後のことでした。その後、演出家、プロデューサーなどとして、人によっては実演家よりも強い立場になっていったのです。

 

 歌の先生には、作曲家、そして演出家には、曲づくりや脚本づくりという独自のパートがあり、そこから出た人もいます。映画監督も、役者やミュージシャン、小説家、お笑い芸人がやっても珍しいことでなくなりました。

これら表現というのには、もはや専門の分野などはないといえます。その人独自の世界観があるかどうかということです。