ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

調整とトレーニング

 研究所には、お医者さんの紹介からもいらしています。ポリープ、声帯結節などは治療します。手術すればすぐによくなるものもあります。しかし、そのままでは再発する可能性が高いなら、ヴォイトレすることでしょう。

 他の人と同じ練習をしていて、自分だけなったというのなら、発声法や体質や環境、習慣などに問題があるといえます。同じ練習や同じ生活をしていると、再発しやすいです。

 5時間、声を張り上げて、声が枯れたら休んでも、今度は1時間、声を張り上げたら同じようになるのです。カラオケポリープも同じです。たまにしか歌わないから悪化しないだけです。整体やマッサージでほぐしても、元々の楽器や使い方に無理があるので、そこを改めなくてはなりません。

 喉の状態の調整では、しばらくの間の改善だけでしかないのです。いきつくところ、自分の器を知って、それ以上、ハードに使わないようにしようとなります。これまでよりも、ハードに使いたいのに使えない人は、どうするのかということです。

 使い方で負担をかけないためのレッスンが多いのですが、必要なのは、負担がかかっても耐えられるようになるトレーニングです。

 そのことがわかっていないのが、ヴォイトレの一番の問題です。この2つは似ているようで全く異なるものです。

 歌手や役者、声優、芸人のように、高いレベルで、強い声、タフな声を要求されているなら、調整は、準備体操にすぎないのです。声が弱い人がヴォイトレに頼ろうとするときに、発声法や呼吸法の問題と勘違いをしてしまいます。柔軟体操や準備体操ですべて解決すると考えているようなものでしょう。