ワークショップのもっとも大きな問題は、そこで行われていることが、レッスンやトレーニングへの前提、導入になっているようでなっていないことです。次のアプローチがないという点です。気づきとしてあっても、同じライン上に並んでいるだけです。実際は、その後に交わらないし深まらないことがあげられます。チェックや現状把握として終わっているのが大半です。
多くのワークショップを受けてきた人を、たくさん見てきました。それよりは一つのワークショップを長年続けて受けている方がよいくらいです。理論や方法などというのは、それが消えてから身につくということを知っておいてください。
ゴスペルやコーラスを何年もやっているのに、ソロでは音をはずすような人は少なくありません。日本では、いくかのクワイヤともやってきましたが、外国人やリーダーはよくとも、あとの人はだめ、ほぼ育っていないのです。