ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

ヴォイトレリアル

 「革新的な試みをしているのに、叩かれないなら、その名に値しない」といいます。いろんなオーソリティにお会いして、叩かれてもいる私ですが、そのことについて。

 声の分野は、実質としては、啓蒙期に近いところで、同じようなことをくり返している段階で一個人の体験、そして、微々たる結果、それをもとにした指導、それだけで終わっていることがほとんどです。その後に、フィードバックして、改良し、他の人に共有されること、そして更にそこで第三者に試行され、チェックされ、改良されていくようなプロセスが、とられていません。声に関しては、このことがとても難しいことをずっと述べてきました。

 

 なのに、今や人は、正しいものなら、すぐに自分にわかり、実行したら、すぐに効果が出るのが当然だと思う傾向が強くなりました。日本の高度成長後の経済的低迷やゆとり教育の失敗で、何ら根本的な改革されずに超高齢化社会に突入、そうした世潮がこれに拍車をかけたように思います。

 私からみると、どんなことも、発展して後、万人に受けるようになってからは、ちょっとした目先の転換、目のつけどころの差別化になります。安く早くても、1~2割、変わるくらいでは大した意味はありません。ゴルフを習うと、「打つときに球を見ないで」とか、教習車では、「目線はずっと遠くに」などと言われて修正するのと同じです。それが必要な人にはレッスンにもなるともいえますが。

 

 私が研究所を個人レッスンだけにして、トレーナーは声楽家を中心とした集団指導体制にしたのは、この入口でのニーズにも充分に応えられるためです。

あなたの目的、レベルによって、あなたの好きなトレーナーを選べます。スタッフが間に入り、トレーナーのメニュも目的やレベル、進行のテンポも変えられます。

研究所も一般の人を指導するにあたって、かつての養成所の体質から、カルチャースクールや教室のような機能を合わせ持つことになりました。

 古武術家が介護法を教えるように、基本の原理を、今、必要とされているものに応用していくのは、世の中のためになることです。芸術や芸能、ビジネス、ボランティア、ということでも、いろんな面から関わる人を刺激することになります。ただし、そこは入口です。