私は一人の師やトレーナーにしかついてはいけない、という日本らしいシステムには異議を唱えています。プロダクションがお金を出すなら別ですが、本人が自腹で勉強したいというのでしたら、誰でも受け入れています(他の理由があれば、その都度、考えます)。
私は最初いくつものレコード会社、プロダクションと仕事をしていました。そのうち専属を求められたため、やめた経緯もあるからです。
デビューはさせても、その後の仕事がない、レッスン料目当てのやり方とわかっていてもやめられない。囲い込みの是非も論じられますが、本人が実力をつけなくてはどこにいっても同じことです。
相手に応じて必要な情報を出すにとどめています。
一人ひとりそれぞれがよかれと思って生きています。うまくいかなかったり、間違ったりして学んでいくのが人間で、人生です。努力しだいで結果が出てくるのです。
私は他の人のやり方は否定しません。クレームがきたら、問題の提起として役立てるようにはしています。しかし、やるべきことがありすぎて、匿名には構ってもいられない。ひまな人は欠点をあげつらうことしかしない。人生をそんなことに使えないのです(他人の悪口というのも何もしないより前向きかもとは思いますが、その時間を自分のために使うことがずっとよいでしょう)。
研究所も私もここのトレーナーも引出しはいっぱいあります。でも、引き出そうとしなければ、表面的なことしかみられません。それを改めていくように学んでいきましょう。
引き出しについては、本や会報やサイトを見てください。
何事であれ、一所懸命やろうとする人は応援しています。