NEWヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

レベルⅡのヴォイトレ

レベルⅡは、日本人の日常や、平均的な器からはみ出したトレーニングといえます。日本では声楽か俳優の、ややハードなトレーニングにあたります。

  1. 喉そのものを変える

2.表現、強いインパクトを目指す

3.体、呼吸、共鳴、その結びつきを変える。

 やり方、メニュや優先順位は違っていても、結果的にこの3つのことを相乗効果として、求めます。これは、日本では、ヴォイトレよりも長年の舞台経験や日常のトレーニングの成果として現れているほうが多いようです。

 役者は1、2から、声楽家は3からアプローチして、トータルとして1~3が変わっていきます。レベルⅠよりも全身での発声感覚が強いのと音色が深まる(芯のある声)となるのが特色です。

 最近は、科学的(生理的)な知識をもって、筋肉レベルでアプローチするトレーナーもいます。それは、レベルⅠでの、喉の状態をよくすることという、かなり限定されたなかでの効果しかでていないと思います。

 根本的には、喉の脱力で解決します。トレーニングとみるよりは、フォローとみるべきでしょう。

私は、ポリープや結節などの医者の手術でさえ五分五分、何でもすぐに処方すればよいとは思っていません。発声はもちろんのこと、体や心、日常生活そのもの、あなた自身の環境や習慣を変えていくことが、大きな課題と思っています。

 しかし、メインの処方ですぐに直して使いたい人が多いのが事実です。そういう人は、それでもよいと思います。大した変化は起きないでしょう。ハードに使えば同じ障害が起きるとわかると、少しずつ使わないようになってきて、表現の可能性も失っていきます。部分だけで処方してもよくなりません。多くの人は喉が原点だと思って、そこの問題だと考えるのです。

最近は、喉が弱い人が多いので、そういう傾向が顕著です。しかし、喉が弱いなら、鍛えなくてはいけないのです。それをどうこういじったところで、少しよくなったり、また少ししたら悪くなりで一喜一憂しても仕方ないです。その上、くせで固めて、声量を犠牲に安定させてしまいます。それを発声法だと信じてしまうのです(これは私でなく医者の大先生お二人からの意見です)。それでは1日1回の舞台で、2、3ケ月毎日の舞台に耐えられる日はこないでしょう。

 このレベルⅡで全体的に調整しつつも、結果として日常の枠を破りましょう。それが私にとっては最低限、トレーニングというのに値します。これまでのあなたの日常での限界、日本人の限界を、知らず知らずに、外しましょうということです。ここでは声についてのことです。