夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

日本と時代の流れ

・日本人の作家、詩人は、大衆の前で朗読しない。

・ホテル、レストランのロビーやラウンジに歌い手がいない。

・全世代に共通する歌がなくなった。ラジオ、テレビからネットへ移った。

昭和の頃はクラブ歌手、流しの歌手もいました。

 

 

 歌の地位の凋落は、世界的な傾向ですが、日本では、光GENJIレコード大賞をとったあたりがターニングポイントとみています。世界でも、マドンナ、マイケル・ジャクソンの頃を思えば、現在の歌手の社会的な影響力は、限定的です。とはいえ、世界各国とも、アーティストの歌唱や表現レベル、声の力は、それほど、落ちていません。その中で日本だけは、フルダウンです。ヴォーカロイドに将来を委ねるのでしょうか。

 私が少年の頃は、今ほど手軽に、面白く遊べるものがなかったから、スポーツや歌を楽しんだのかもしれません。野球や相撲やプロレスも昭和のものだったのかもしれません。演劇も、不条理劇やアングラなど難しいもの、向こうから説いてきたり、問いかけてくるものは姿を消しました。誰でも楽しめるミュージカルなど、エンターテイメントに主流が移りました。日本では、ミュージカルでさえ視覚効果が第一で、音や歌の扱いがぞんざいです。

 誰もが背伸びすることに憧れももたなくなり、等身大のコミュニケーションに満足しているようです。宝塚から劇団四季AKB48という流れが、私には、虚ろに見えます。