よいレッスンもすぐれたトレーナーも、それに勝るものではないのです。竹内敏晴さんのいう「ひ弱な優等生の声」を変えなければ何ともなりません。「ロマン派の狂気」を、甘ったるい差にしか感じていないなら、本物のレベルに追い付くのは無理でしょう。
どのようにスタンスを持つかが、あなたの将来を決めていくのです。ですから、喉の開け方などより、このようなことを私は述べているのです。
具体的なことはトレーナーとのレッスンで充分に行っていますが、本やブログは、勘や感性を磨くのに、そのままでは役立たないとしても、役立てるために行動する、きっかけにはなるからです。私の半生の研究のまとめの本のタイトルは「読むだけで声や歌がよくなる…」になったのです。
ヴォイトレが、あなたに必要なことの10分の1になると言ってきました。すると、こういうアドバイスも10分の1になります。それが10分の1になれば充分です。あとは年月をキャリアに、練習時間を声の能力に、変えていくのです。そのセッティングをみるのが、今の私の最大の役割です。10分の7、8はご自身がやる、これは、どの世界も変わりません。