ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

程度~ワークショップ

 私がバッティングセンターで、プロのバッティングコーチに打つコツを教わると、快音が響くようになるかもしれません。うまくいくと最初は、よい結果が出るでしょう。でも次の30球で息切れ、集中力が切れ、やがて腕がマヒするでしょう。

100球中、70球ジャストミートできる人は、1つの町内に何人かいるでしょう。そんな程度までとわかっていてやる分にはいいのです。イチローのように、小学校からマシンで毎日何百本も続けたら高度に身につくかもしれません。

 多くの人はワークショップの日で終わります。次に別のワークショップで、似たことをくり返します。知識は豊かになります。頭では理解でき、人にもしゃべれるようになりますから、一見上達したようです。が、体というのは毎日相当にやらないと変わりません。

 知識は100分の1の人に役立つ、あるいは100分の1くらいは足しになると言いましたが、その言い方を借りると、100分の99は知識と関係のない、体のトレーニングの積み重ねから生じる結果(効果)です。つまり、ワークショップや診断のチェックは入口、あるいは、その前提です。

私は、それが必要条件とか、前提とは思いませんし、害されているとはいいません。しかし、誤解を広めていることが多いのが現実だと知っています。

 一言でいうと、「中途半端な知識ほど害になるものはない」のです。私も本は読みますが、そこに述べられているからといって、そのまま使おうとは思いません。まじめな人は、何とかの一つ覚えみたいに、教わったり、読んだだけで、他の人のメニュを教えるのにも使っているようです。

 私はメニュや方法自体についてよし悪しはないし、使う人の技量次第と思っています。ですから、知ったメニュを試してみるのはよいと思うのです。自分自身に試すのもよいでしょう。

自分に効果があったからと、目的も資質もキャリアも違う人に、そのまま当てはまると思い込むことがよくないのです。

だからといって死ぬほど危険ということではないので、程度問題ですが…。トレーナーとメニュとの関係については、いろんな問題があるということです。