これは
A.歌手レベル
B.日本の一流歌手レベル
C.世界の一流歌手レベル
の条件を持つとするとわかりやすいでしょう。
分類すると、1.体、2.呼吸、3.発声、共鳴、音色、4.声量、5.声域、6.音感、音程、7.リズム感、8.フレーズ、9.構成、展開、10.オリジナリティ、
オリジナリティも、声そのもの、発声フレーズ、組み合わせ、と分けます。基礎のところで、その人の声のタッチやフレーズでのオリジナリティは充分に出ます。それにことばがついたくらいが歌なのです。
声の完成(音楽的な声のフレーズ)に対して、ことば(母音、子音、発音、強弱、イントネーション)があります。ことばがつくと歌のように思われていますが、スキャットなら、ことばはいりません。
由紀さおりさんの「夜明けのスキャット」の前半部分とか、サラ・ボーンの「枯葉」にいたっては、スキャットでほとんどもたせています。サッチモ(ルイ・アームストロング)のトランペット演奏の部分と同じことです。