夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

日本語の弱点と場の空気☆☆

 日本語を使わない方が外国人だけでなく、日本人同士でもはっきり意思を伝えられます。日本語よりも強く声に出しても相手が傷つかないからです。日本語は相手を気遣ってハッキリと意思を伝えない言語、かつ音声の使われ方までも弱く、あいまいにして、それに従っているのです。私は、愚かなきまりと思いつつも、楽天などの英語の社内公用語化のメリットをここにみます。

 

 日本語のことばのあいまいさは、取り上げるまでもないことでしょう。でも、「はい」は、yesでなく、「はい、聞いていますよ」ということです。「わかりました」も同じです。「もういいよ」「いいですね」は(よくないよ)です。

 

侵略され、ひどい目にあったことがないから、ことばに寛容といわれます。イヌイットやモニ族(ニューギニア)など、世界では少数です。

謝ることで責任を徹底して追及され悲惨な目にあった経験がないからです。

 農耕民族で同質性が高く、以心伝心で「察する」文化といわれるゆえんです。場の雰囲気や面子をたてるため、思いやりにあふれ、情緒的といわれます。

 場という集団的な雰囲気=空気に逆らえません。鶴の一声に逆らえず、問題が大きくなるまで止められず、それがしばしば、悲惨な結果を招いてきました。

 それでも責任者は追及されないのです。第二次大戦も原発も、今の政治支配も同じ構造です。

厳しくジャッジする第三者がいないのです。日本は司法をもマスコミも第三者でなく、政党も一党です。

 中根千枝氏が、「たて」の構造社会で指摘した自分と身内をウチ、それ以外をソトとする構造です。他の国のように「自分(自我)―他人」でなく自分は場(自分、まわりの人)、人と人の間にあるのです。