使い方次第なので、いくらでもある分はよいですが、誰もが同じように使えるわけではないのです。
発声については、教材は実際のレッスンに及びようはありません。
レッスンのまとめとして、トレーニングのモチベートや方向性を確かなものにするのに、本はよい判断材料となります。本にもよりますが、声については、実際に知っている人の経験談です。ただ、多大に期待してはなりません。
私が本、会報、ブログなどでたくさん述べているのは、レッスンに来られない人のためではありません。レッスンでできるだけ無言でありたいからです。自分の声に自分で向きあってもらいたいからです。
一方的に他人に委ねるレッスンは、最初はよいと思うかもしれませんが、本当のあなたの力にはなりません。トレーナーの声を見本にまねる、そういうレッスンが多いのです。それがあたりまえのようになると鈍くなります。
自分の声に向きあうのに、時間がかかってもかまわないのです。