ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

口を動かさない

 私のテキストには声を安定させるまでは、あまり口を大きく動かさない(発音より発声優先)のです。その期間、あまり表情を使わない人は、補強するトレーニングを本に入れてあります。

高音の練習になるにつれ、表情は動き、太もものあたりにまで支えが求められます。そのあたりでのトレーニングをしていると、表情筋のパーツトレーニングは兼任されるのです。母音で1オクターブ統一できることを目指して下さい(この支えの感覚の要、不要については、改めて述べます)。

 「基本講座」には「へたな練習するよりも、腹を抱えて笑った方がよい」と述べました(これを声の本で最初に引用してくれたのは、巻上公一氏でした)。毎日、腹を抱えて笑っていたら、このトレーニングはいりません。

 目的は、声で伝えることです。発音の明瞭さは一つの要素にすぎません。明瞭なのはよいのですが、明瞭さにこだわり、声質、感情、間、メリハリが犠牲になっては、元も子もありません。

表情たっぷりに歌う人もですが、基礎の発声において、装飾のしすぎは禁物です。

 レッスンやトレーニングで滑舌(早口)に凝りたいときは、その目的でよいのです。