ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

メニュの使い方(外郎売り)

 ヴォイトレでは、声中心にしたいものです。それは当たり前のことなのに、日本ではそうなっていません。

 ヴォイトレで、本質的なことをやりたいなら、本質的なメニュとそうでないメニュを区別しておくことです。

とはいえ、こういう説明もあまり意味が伝わらないのは、同じメニュでも、その人やトレーナーの使い方で学べることにもなるからです。どんなメニュでも、使い方によっては本質的になるのです。

 たとえば、「外郎売り」は、滑舌のための早口ことばとして使われているメニュです。メリハリをつけて使うと、口上として表現力を磨くことができる魅力的な課題となります(初心者には、読むだけで難しいので、どうしても滑舌のトレーニングメニュになりがちです)。

 表情筋トレーニングは、高音の発声のためのメニュに使われています。本当は、高音を出していくと表情も動いてくるのです(変えずに最高音を出せるのは、パバロッティのレベルで一流)。そこで、兼任できる範囲までが望ましいともいえます。

 きちんとヴォイトレをやっているなら、姿勢のためのメニュなどは不要なのと似ています。退院したてのような人はヴォイトレの前に何か月か、筋トレ、柔軟、呼吸に追加して、発声せずに立ち方のトレーニングをした方がよいと思います。

 一人ひとり異なるのです。一人では捉えられないからトレーナーが必要です。トレーナーには幅広い視野と深い考察力が望まれます。