確かに発声法でなく、声そのものが変わっている人で、声でプロになっていく人もたくさんいるのです。
プロという声の定義はとてもややこしいのですが、私は、いくつか機能面をチェックとしてあげています。その多くは総合化したもの、声の使い方であって声そのものではありません。
本質は、声質、音色についての変化についてみることです。
役者、声楽家には、声が大きく変わる人がいます。一般的に、他の分野では10代後半から20代、成長が止まるまではあまり、落ち着きません。その後、老けたり、かすれたりすることはあります。しかし、男性の第二次性徴期の声変わりほどの大きな変化は起きません。
顔が人を表すのと同じく、声も人を表します。職業や地位の変化により、声は驚くほど変わることがあります。
同じ人でさえ、自信のあるときと、落ち込んだときとで変わるものです。