正月恒例のガラコンサートに文枝師匠が出演されていたので、通してみました。昨年は少し若返りして、ガリガリしていた、若さでなく質ですが、今年は、今の日本の舞台でよくやるものを中心に、タレント、知名度のある人をもってきて視聴率を上げようとしていたようです。
今、研究所では12~15名のオペラ歌手がいます。音大の先生との交流もあります。
クラシック好きの文枝さんよりも、三橋美智也好きの談志さんに私は影響を受けたので、亡き氏を偲びつつ、オペラの声と2人の声を比べてみたりしたのです。
私はオペラのよき理解者でもよき観客でもないし、ポップスについても同じですが、どちらも肩入れしない分、客としてフェアでしぜんであるつもりです。そこを求めてくる人もいるので、できるだけ、しぜんでいようと思うのです。トレーニングは、無理せずしぜんに、というわけにはいかないのですが…。しぜんではないけど、みるのです。
出演されている人は、音楽面や語学はもちろん、歴史や地理から台本に、膨大な時間を費やして出ているので、その努力には毎度、頭が下がります。皆、キャリアは、プロとして必要な1万時間は超えているでしょう。