私は、グループレッスンのときから、他のトレーナーを使っていました。個人レッスンもトレーナーにやらせていました。「福島のレッスンよりも、他のトレーナーのレッスンの方がいい」という人も出てきました。
それは、最初、私が分担したくて、そうして成り立たせるために仕向けたことです。しかし、トレーナ―が力をつけるにつれ、本当に任せられるようになりました。私は後進に譲ることはあっても、競っていくつもりはありません。
後進のできることは、私はやらずに任せます。いずれは、私ができないことを任せたいと思っていました。これが可能となったのが、今の研究所です。
私は自分だけで教えているのでなく、研究所の組織として教えているのです。私がいなくて成り立つこと、トレーナーとのレッスンが成り立つと研究所として、もっともよいというのが私の立場です(これはグループでも毎回言っていたことです)。