夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

JAZZのレッスン

ジャズのヴォーカリストも来ていますので、研究所では、21世紀の日本で「英語で1960年代前後」のジャズを歌うという、表現のあり方、あり様にあたらざるをえません。現実的には、声レベルの問題で留まっています。レッスンでは、次の3つができていない人がほとんどだからです。

1.声楽、クラシックのレベルでの発声とロングトーンやレガート

2.音楽的基礎、正確な読譜、メロディ、リズム

3.声の管理、タフでつぶれにくい声づくり

こういう問題は、音大レベルの基礎のなさ、声の管理や使い方(応用)の不足からです。

本来は、声のパワー、太さ、深さに入るべきなのです。

 

 歌唱は、バンドの人の判断へ預けて触れないこともありますが、「スタンダードとしての1960年代の歌い方」に基づくことが多いです。ジャズピアニスト、ギタリストが教える歌は、声の使い方が雑であることが多いと思います。楽器のプレイヤーですから自分のプレイの音で考えたら、もっと丁寧に、繊細に扱わせたいのでしょうが、発声と呼吸が伴わないのです。

 女性歌手しかいないので、自ずとMCと心地よさ優先となるのです。

 日本には音楽的センスでの「伊藤君子型」が多く、「金子マリ型」は、希少です。

 このあたりは、いつか詳細を語りたいのですが、今は、このままではジャズでもオペラも邦楽も、やがて存在の意味がなくなって存在しなくなるのではと危惧しています。

 1960年代後半に団塊の世代が支えたものと壊したものは、共に大きかったといえます。日本のなかで音楽というものを大きく変えてきたし、未だに保ち続けていることも否定しようがないのです。