何にしても「鈍い」を「鋭い」にしなくてはなりません。
レッスンでさえ、スタンスで決まります。それをみている人が感動するようなものでなくては、と思うのです。私はいつも第三者に開かれているように意識してやっています。グループやマンツーマンでも、先生と生徒でクローズであってはならない。誰もいなくても常に外に開かれている。そう感じているべきだと思うのです。
考えてから動くのでなく考えなくても動くようになることです。ピンポーンと鳴ると同時にドアの前にいる。そんな反応のできる感覚と体づくりの方がよほど大切です。
身体性の問題は、ここのところ、何事においても中心になりすぎたきらいがあります。とはいえ、声を支えるもの、歌を支えるものですから、大切です。