夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

悪循環にしない

一般的には、のどの状態や体調のよいときは(特に若ければ)何とでもなります。気をつけるのは、心身の状態やのどのよくないときです。 第一に欲しいのは、休養、声を出さない時間をとること。途中の休みをたくさん入れること。 第二には睡眠や栄養、気分を…

喉の守り方

喉の守り方は、トレーニングで知っていくことです。私は、2つに分けて考えています。目的やレベル、今、何を優先するかによっても違ってくるので、これを参考に考えてください。 調子のよいときは、ハードにセッティングします。調子の悪いときは、以前は、…

一人のファン

あなたが表現を続けたいなら、その表現で支えられる人(ファン)を一人みつけるまで頑張りましょう。一人いたら、100人を敵にまわしてもよいでしょう。その一人+α(次に現れるファン)のために、100人の負のエネルギーを前向きのパワーにしましょう。 何か…

あとから出る

私のまわりにも一流のことや大きなことを成した人、成そうとしている人がいます。皆、あなたと比べ物にならないくらい叩かれています。あることないこと、好き勝手にいわれたり、書かれています。その多くは、ねたみ、そねみ、嫉妬からです。 その大半は、あ…

活動へのクレーム

表現することは、人に働きかけるのですから、反応が戻ってきます。働きかけないと戻ってさえきません。反応があってこそ、第一歩です。自分への批判や非難は、自分の声が届いている、影響力のある証です。 相手が人生の貴重な時間を削って自分に意見してくれ…

正論にする

発声や歌唱には、不毛な論議が多すぎるので、私はこの「トレ選」で正論というか、本音を述べています。 正論というのは、正しい論を立てるということだけではありません。問題にしたことで問題になるものは、問題にしないようにすることの方が大切です。自分…

問題にしない

仮に「ヴォイトレの正しい方法」とかいうのがあって、それをマスターしたとしても、「プロになる」というのとは違います。 私がいえるのは、万人に共通の正しい方法はないし、万人に対して最も優れているといえるたった一人のトレーナーもいないということで…

一方に偏向しない

「どの方法もよくない」「方法を使うこと自体がよくない」「しぜんのままがよい」という人もいます。これもよくある独断の一つです。 一つの方法が正しいと思うと、他の方法を否定したくなるものです。これは歌唱において、一つの歌唱を正しいとして、他の歌…

ヴォイトレにおける正しい方法

私は、指導を複数のトレーナーを交えて行なうことにしました。単に私の手伝いでなく、私と分担したり、私抜きにして、どのようなプロセスでどう効果が出るのかを検証したかったからです。検証するには、自分一人で自己評価しているだけではダメです。 私のや…

声楽家のトレーナー

トレーナーは声楽家が中心ですが、それは、共鳴の専門家として言語の元となる母音レベルで行なっているからです。ちなみに「音声」というのは、単に声でなく、何らか伝わるもののある声、つまり意味、感情を伝えるという使い方をしています。☆ 体のメンテナ…

歌唱に結びつくヴォイトレ、結びつかないヴォイトレ

ヴォイトレも、多種多様です。 歌手の指導をしているヴォイトレは、歌手が相手、アナウンサーや声優の指導をしている場合は、アナウンサーや声優が相手、もっとも多い相手が、そのトレーナーの専門、つまり出身分野になるのはいうまでもないでしょう。 私は…

感情表現と声

個性はくせでなく、オリジナリティとはいっています。くせも個性の一つです。私が考えるに、音楽としてはくせは邪魔ですが、人間味、人間性として魅力になりうるのです。しかし、私はその人独自の音色や声のおき方に出ることを求め、それをニュアンスといっ…

歌唱のテクニックと疲れ

私は、その歌い手特有のオリジナルのフレーズとみています。これが役者の歌と区別するものと思います。大きなフレーズでの中で使われる声質(音色)、これが日本では役者のほうが個性的です。音楽として、それを最大に活かした動きがでると魅力的です。 一般…

バランス構成と展開

私は次の3つでみています。 1.切りかえて、展開させる(ドラマ性) 2.ピークでの働きかける力と納め方 3.結末、エンディングと余韻での印象 アーティストの売り、勝負どころはそれぞれに異なります。全体の捉え方も、一点で勝負するタイプ、全体でならし…

しっかりメリハリつけて歌うために

歌のメリハリを発声からみると、 1.ロングトーン 2.クレッシェンド 3.デクレッシェンド 4.1~3の組み合わせ となります。長さ、強さ、そして変化のつけ方です。ここに、音色(トーン)や、発声の仕方、さらに地声、裏声などを考えると、いろんなパターン…

やさしく歌いたい

これは結構、答えにくい問題です。歌手のキーにわせようとすると、それが合っていないと、遠回りになります。自分の歌いやすい声域にしてください。小さな声でも「使う声域」をていねいにカバーすること、声に「やさしく」伝わる感じが出るのをつかむことで…

息と声の深さ

お一人ではどうでしょうか。身体が動くようになってきたら、一体感があること、息だけや声だけなら、私やトレーナーと、どれかのトレーニングや息や声を出し合って比べるのも悪くはないのですが、人と競うものではありません。過去の自分よりも力がついてき…

強い必要性

リピートと空回りは違います。整体やカイロに通うよりも、それから脱却できるように考えてみてはいかがでしょう。お金もバカになりません。リラックスのトレーナーのように、相談相手が欲しいというなら、それもよいでしょう。 サプリやマッサージには頼って…

タフな声のフォーム

子供がバッテイングセンターでうまく打ちたいなら、誰かにフォームを手とり足とり教えてもらえばよいのです。ややムリな体勢だと思えても、モノになれば、それなりにいけそうなフォームになります。しかし、その人がいなくなれば、大半は元のフォームに戻り…

指導のプロセスのチェック

私の研究所では、複数のトレーナーで指導を分担してきました。私の指導の判断は、誰よりも多くの人の声だけでなく、トレーナーの指導のプロセスをも長年にわたりみてきたことです。結果を捉え、絶えず検証してきた経験からきています。 ここからは私論となり…

体で覚える基本

なぜ2年やると次は忘れても早くできるのかというと、頭でなく体が覚えたからです。車や自転車の運転と同じです。ですから、私の最初の声楽の先生は優秀ゆえに声を正していくことしか頭になかった、長く通っているうちに呼吸が伴ってくるというスタイルです。…

トレーナーの盲点

声楽家や歌手のなかには、自分がすぐれている(そのために苦労せずにできた)ために誰でもイメージ=使い方だけで声が変わると思っている人がいます(いろいろ変わるのは確かですが大体どれも使えない)。そういうトレーナーは同じ優れたレベルの心身条件を…

声以外の強化

私は十代で近所の声楽家(ソプラノ)の先生がつきました。今と同じくらい高い音は、何とか出たのですが調子によってうまく出たり出なかったりでした。共鳴をみけんにという、声楽の教科書の教え方です。今でも一般的に行なわれていますから、「間違った教え…

できても身についていない

「外郎売り」や「早口ことば」も、本質的なことを知っていていわないのは騙すようなものですから、次のように説明しています。 「今日復習をしないと明日忘れて、あさって、ひっかかります。1週間続けたら、1週間もちます。忘れないために毎日2年間続けたら…

こだわりをなくす

声に問題のある人は、リズムや音程に問題のある人と似て、一つひとつにこだわりすぎることが少なくありません。トレーナーの指導下でも一つひとつ自分で「合っている、間違っている」とチェックするような人です。トレーナーにもいますが、医者の取り組み方…

一流のプロに学ぶ

トレーナーは一流のアーティストに接して、その資質や声そのものを学ばなくてはなりません。本当に大切な鋭い勘や判断力が磨かれません。私がここのトレーナーにプロをつけているのは、そこから学ばせたいからです。 医者もトレーナーも長く経験を積み、そこ…

養成所とスクール

トレーニングの前提とするスタートラインについて、医者とアーティスト、トレーナーの見解は違います。医者が6ヶ月の休養というと現場では2ヶ月、私は1ヶ月、すぐれたアーティストは1~2週間の休みで復帰しています。リスクはありますが、自己責任で、ギリギ…

スタートとゴール

研究所のレッスンでは、本人の希望があればムチャなことでもやってみます。そこで得られた即興的な結果で満足されるならそれで終了ということもあります。 声は正解があるわけでなく、求める程度問題です。いらっしゃる人がもう充分といったらそれでよいとも…

動くことから

私がこのところ警告していることは、理屈で考え納得しないと動けない傾向がますます高まっていることです。理解や納得のために行動するのでしょう。若い人は自分のもつ独自性からの才能の発揮よりも、何でもよいから「他人のようになりたい」「周りにすぐに…

トレーニングの現場において

長期に最高のレベルを目指すためのトレーニングでは、もっと全体的に捉えなくては、多くの場合は行きづまってしまいます。その結果が今の日本の声の実情です。 私のところには半数近くの人は、私や他の著者の本を読んでいらっしゃいます。本を読んだ上での判…