夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

創造すること

情報を、どのように整理し、組み合わせて使うのかを学ぶことです。選ぶとか正誤を判断するというのではなく、自ら創ること、それに役立つものを引き出すと考えます。選ぶのでなく、少しでもヒントになるなら、そこからつくりあげるのです。その努力を惜しん…

アーティストに向けて

日本人というのは、まじめで受容能力が高く、いろんな情報から選ぶ能力は長けています。それゆえ、海外に追い付け追い越せの時代には有利でした。ネットの時代ですから、料理をつくるのに、早く安く、それなりにおいしくするのにレシピを利用するというなら…

動画とことば

動画の教材も多くなりました。ことばで伝える何百倍の情報が、動画では、声や歌でも数秒で伝えられます。ことばよりも動画はわかりやすいため、よく伝わるように思えます。その反面、間違いやすいことも助長されます。 動画だけでヴォイトレがうまくなるなら…

一般論でなく各論

声楽家は、発声を他人に習うことの必要性を知っています。オペラという舞台が日本人の日常とはかけ離れたところにあるからです。その点は、クラシックバレエにも似ています。(なのに、なぜバレエの方は、日本人も世界レベルに達する人が出るのかということ…

総括し比較し気づける場に

会報には、よくある質問に、私が一人でなく、何人ものトレーナーの答えを一緒に載せています。過保護かもしれませんが、いろんな答え、というよりは、いろんな意見や見解があることを知って欲しいからです。いろんな状況もあり、いろんな人もいて、それぞれ…

要は使いよう

一人で、黙々とやっていくと、人は考え悩みます。いろんなイメージが思い浮かびます。ほとんどは雑念です。それを切るには、何も考えないことです。でも、そんなことはできないなら考え尽くす、ことばから離れるために、ことばをありったけ使い尽くすという…

インデックスとしてのことば

ことばはインデックスになるということです。イメージは、なかなか捉えられないし、まして人に伝えられません。私たちは、絵でも、ボディランゲージでも、何かに例えて説明せざるをえません。トレーニングの意図やレッスンのあり方についても伝えるのは難し…

第三者へのことばの力

第三者、直接に関わっていない人が読んだらどうかということです。これを否定してしまえば、スポーツ、武道、芸術、医学なども、伝わらないから、言語化して残すな、伝えるなということになりかねません。どんな書物であっても心身に関しての処方の記述に完…

言語化の必要性

ヴォイトレは、声を身につけていくトレーニングです。しかし、ことばや文章化することを頭から否定するのは関心しません。それには、いくつもの理由があります。 まず、第一は、生徒さんとトレーナー自身の勉強と研究のためです。他のトレーナーの状況や方法…

セカンドオピニオンのすすめ

私の場合は、研究所内のトレーナーでよく知っているケース、外のトレーナーで、ある程度知っているとか面識があるケース、そこから生徒が何名かきていて知っているケース、私のところのトレーナーがよく知っているケース、誰もまったく知らないケースなどが…

セカンドオピニオンの役割

私は、研究所の内外問わず、他のトレーナーのレッスンのことをよく聞かれます。本を出しているから、国内は遠方からも、海外からも疑問をいただきます(訳書もあるし、日本の書籍も売られているからでしょう)。 原則としては、そのトレーナー本人に聞くよう…

レッスンの状況とことば

情報を公開することは、それを信じたり、使ったりすることを強制しているわけではありません。研究所のサイトには、その注意を入れています。 「回答は、トレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、…

目的とスタンス

レッスンやトレーニングは、必ずしも本質的なところに落ちていないと思うこともあります。体もそのために鍛練し、テキストも、そのために学ぶものなのです。 あなた自身は、私やトレーナーの考えと違っていてもよいのです。でも、同じことを行ってみないと本…

少しの違い

「少しの差」からものごとは、決まっていくものです。音楽でのリピートでの快感の積み重なりは、まさにそうでしょう。同じことがくり返されるから、ちょっとした変化に敏感になり、感覚も高まるのです。興奮して感動できる状態がもたらされるのです。 レッス…

くり返しだけではない

レッスンのほとんどは、ことばになりません。言語化されないことがほとんどなのです。そのなかで、こうして同じことを繰り返し入れていくことと、ことばも型もできてくるのです。 イメージや思考は、体の型と同じように大切です。なぜなら、ただのくり返しだ…

同じものと新しい自分

私の本は、ほとんどが同じ内容を伝えているものですが、書くごとに表現が違っています。編集しただけにみえても、必ずトレーナーと私の現時点での持論が入っています。現在進行形です。 それと同様、いつも、同じというのが型です。それを求めていらっしゃる…

結果で修正

トレーナーや専門家の紹介もしていますが、あなたとトレーナーとの関係は、これからの月日をみていかないと、本当のところ、わかりません。大体は、縁のようなものですから、私の思ったままにいくのです。何割かは期待以上であったりするし、何割かはうまく…

プロセスに入る

声が身についてくる道筋は、本当のところはわかりません。ここにはトレーナーが十数人いて、メニュやプロセスを説明もします。それは本人自身の経験とこれまでの関わった人との経験をもとにしているにすぎないのです。 それが、あなたにもっとも合っていると…

セットしてから

いろんなメニュに大した根拠はありません。必要に応じて、その日の心身に応じて、セッティングするものです。このセッティングの能力を磨かなければいけないのです。学ぶことなのです。それを対面して、できるレッスンで学ぶのです。 すぐれたトレーナーは、…

ことばは、イメージのため

腹筋について、本来はトレーナーが「やれ」とか「やらなくてよい」とか「やってはいけない」とか言うものではないのです。あなた自身が、発声しているなかで不足を感じたらやればよいのです。それを100回とか200回とか、何分間とかを、絶対的に正しいかのよ…

レッスンの目的

「こんなことできない」とか「こんなことおかしい。やる必要ない」と思えば降りればよいのです。レッスンにきたからやらされるのです。嫌なら自分の思うように歌っていればよいでしょう。 思うように歌えないのは、多くの場合、そこまでやっていないのです。…

説明の限界

「レッスンで説明を受け、納得できたら家で自分で練習します」という考えの人もいます。そのために、私は、誰よりも本や会報で、ことばにできるところを残してきたのです。ブログにもQ&Aを入れています。 あなたを安心させるだけの説明なら、いつでも何で…

理由を知りたい症候群

「どうして、こうしなくてはいけないのですか」という問いは、以前はさほどありませんでした。今や何事についても、その理由や結果を前もって知ることを求める人、それを知らなくては行動に移せない人、続けられない人が増えました。 研究所は、本の読者から…

腹筋不要論について

「腹筋を固めるな」「腹直筋を鍛えると呼吸や発声によくない」と言われ出しました。そういう質問に、私は「世界一流レベルにでも近づいてから考えたらよい」と、にごしていました。考えるに値しないことだからです。言わないほうがうまくできるし、よいよう…

型と不条理

型を守ることばかり教えられると、その型から出られなくなるものです。型とはいずれ、型から出るための型なのです。意味があるとするなら、崩れたときに戻れるところとしての型です。本来は「いつでも外せる」「脱げるように」と教わるとよいです。いえ、「…

鋳型と自己流

型は、土台ですから、完成に近づくまで、中途半端でしかないのです。そこをどうみるかが問われるのです。私は、どんな型も元の型のように考え、できるだけ活かそうとます。そうでないと、研究所で他のトレーナーたちの方法と両立できません。いろんな生徒さ…

ど真ん中

トレーナーは、自分の型ではない型がみえるのが嫌なのです。理解できないか、理解しようとしたがらないのです。そのまま自分に置き換えてみると不快だからです。それは、歌手の感性からです。 教えるには自分に置き換えて相手の状態をつかみます。中途半端な…

型のしぜん化

武術の基本の動きを参考にしましょう。その演武、型をみせてもらうと、初心者ほどふしぜんです。上級者になるのつれ、美しくたおやかにみえてきます。師匠になると、型と思えないほどしぜんになっているのです。それを身についたといいます。 ヴォイトレの問…