夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

トレーナーの声☆

「あー」と声を出すとドラムが共振するくらいで最低レベルです。 周波数を合わせてのことですが、コントロールできないと、ずっとは続きません。 もちろん歌手やヴォイストレーナーには、いろんなタイプがあり、それぞれの強みで仕事しています。必ずしも深…

声づくり

声が出ると息と体が伴ってしまうように、深い声=深い息=体と連結されているのが理想です。 「息を吐いたら声になっている」、それが重要なことです。そういう状態を日常レベルで保てるための体づくりです。 それを私は「声づくり」といっています。 声は誰…

「声の芯」☆☆☆

なぜ呼吸が、そこまで大切なのかというと、その前にもっと大切なことがあるからです。 それは、声が出るということです。 それには、呼吸が必要です。 しかも、呼吸で自在にコントロールできる声でなくてはなりません。 私が「声の芯」というものです。 「芯…

声のレベル

トレーナーをしている人さえ、発声や呼吸は、2、3年のレベルに満たないことが多いのです。 それは、声を聞くとわかります。話す声でも充分にわかります。 ここではヴォイトレの呼吸を扱うのですから、声でみるわけです。 もちろん、トレーナーですから、それ…

呼吸のレベル

多くのヴォイトレで教わる腹式呼吸は、ここのレベルでいうなら1、2年分にも満たないでしょう。 他のスクールからいらして、呼吸がそれなりにできている人は、1割もいません。 10年も続けているという人も来ますが、多くは大同小異で、年月だけではないという…

発声の呼吸に10年☆

ヨーガをしている人とか武道家やアスリートも、フィジカル・メンタルの両面から深い呼吸とそのコントロール力をもっています。 普通の人と比べると、呼吸のキャリアがあり、なかには体や呼吸づくりはできていると思われる人もいるのです。 でも、本当に「発…

呼吸が全ての支え

多くの人は、呼吸法の改善で発声がよくなります。 一言でいうと、「呼吸を学んでください」ですが、シンプルには、 「呼吸のコントロールができるようになってください」 「呼吸のトレーニングをしてください」 「息の吐ける体、強い息も制限された息も使え…

理論より実践

ヴォイトレとなると、発声理論ではなく、実践上で問われることです。 トレーナーは学者ではありません。 理由、根拠、因果関係がわからずとも 効果があれば、そうしたことばや方法を選ぶこともあります。 一つの用語だけを取り上げて考えても仕方ないのです。…

トレーナーのイメージことば☆

正確な用語、知識が、トレーニングの成果を妨げてしまうことも少なくありません。 トレーナーがイメージで結果を導くために、正確ではないことばを使うのは、 問題のないことです。 私も使ってきましたし、今も使っています。 そういうことを、いちいち間違…

共鳴

「体全体に共鳴」といっても、それはイメージです。 また、共鳴器官も似たようなもので、そこで共鳴するのではありません。 正しくいうのなら、共鳴は、声道といわれる口内、咽頭、つまり声帯から口腔までの間(音によっては鼻腔まで)で、行われます。 です…

風邪とヴォイトレ

風邪をひくと、声にさまざまな影響が出るときがあります。 発声器官である喉の状態が変わるからです。 声を使う人は、できるだけ歌やせりふへの影響を抑えることです。 どのくらい抑えられるのかは、個人差もありますし、風邪のタイプにもよります。 翌日も…

すぐ飲まない

声が出にくいからと、「水を飲んではすぐに発声する」というのは避けたいものです。 ただ、口内の乾燥やせき込みそうなときは、やむをえません。 発声に大切なのは、声帯のもつ水分量です。 飲食のときに、飲み込みやすいように水やお茶、スープなど、水分を…

20分前に補水を

喉が乾いたら、つまり、体内の水分量が不足していたら水分を摂って補給することです。といっても、飲食ですぐに変わるわけでもないので、ウーロン茶が悪いとか油分のあるものがよいということではありません(論点23.「ウーロン茶は喉に悪い」について参照)…

湿度と声帯

風呂で声が出やすくなると言う人は、とても多いです。声帯が湿って声が出やすくなると言う人もいます。その湿気で声帯が潤うことはありません。吸気の湿度が高いと口内や喉は乾燥を避けられますし、喉スプレーの加湿効果くらいは得られます。しかし、発声に…

意味

そこで再び考えると、私がトレーナーとしてふさわしいと思うのは、何かを追い求めているとか、訳のわからないことをしている人でしょう。無力を知る人、自分ができないこと、自分が知らないことを知る人でしょう。 そこは、経験の量ではなく質です。 ヘレン…

リアルな表現

よくわからないことの大切さを見直してください。 アーティストの魅力も声の魅力もそういったものです。 わかったら、そこで魅力はなくなるのです。 マニュアル読みは、すぐに飽きられます。 心身を込めた即興には、そこにリアルに生じた欠けがえのないもの…

錯誤する会話

本当に言いたかったことを、ことばで言い表せることが、どれほどあるものでしょうか。 本当はそうでなかったかもしれないけど、そういう感じがして満足したことを話すと、聞く方も、本当はそうでなかったかもしれない話に引き摺りこまれます。 それで、話が…

脚色される話

話は、いざ話してみると変わります。必ずしも、自分の話したいことではなく、まして、相手の聞きたいことでもなく、相手が聞きたいと思ってしまったことを話すものです。 気づかなくても空気を読み、忖度するわけです。 そして、それなりにオチもつけるもの…

バイアスと嘘

相手がいるから、ことばにできるのです。ことばになって、口から出るのです。 相手によって、ことばは変わります。 「自分の思いを」といっても、相手に言うときにバイアスがかかるのです。 「レッスンを休みたい」とスタッフにメールした人が、次のレッスン…

コミュニケーションの体制

人は、自分をどう思われたいかで、使うことばも変わりますし、 言いたいこと、思っていることをそのままには、言えないものです。 ですから、ここでは、担当のトレーナーにだけでなく、 フォームシートやメールでスタッフやセカンドオピニオントレーナーにも…

真理と理屈

なかには、自分の価値観にとらわれている人もいます。理詰めなのは、理系の人に多いといえます。中途半端に理詰めなのです。真理の理でなく我の肯定の理屈でとどまっているのです。 まず、やってみる、続けてみる、それが続いたら、考えてみることです。最初…

観念から離れる

ほとんどの初心者は、未熟、不足というのを自覚して始めます。 プロでも秀でた人ほど、白紙で臨みます。頭を切って身体でスタートしようとします。 しかし、頭で考えたことや人のことばのやり取りが何ともならないのが、わかることは難しいようです。 ことば…

自省と自覚☆

もし、自分の判断や感覚が正しかったのなら、これまでに初心者は脱して、声は使えていたはずです。なのに、そうでなかった。ーそういう人ほど、そうした自覚がないのです。 ここが声の特殊なところです。 習わなくても、充分に声の力を宿している人は、たく…

理詰めの無用

トレーナーのレッスンの一言一言、あるいは、セッティング全てに説明を求めたり、その理由、選択を執拗なまでに問う人が、たまにいます。 本人にそれなりの実力、声があれば、よいと思うのです。でも、そういう人ほど説明を求めることはなく、まず自らを無と…

初心者の判断

初心者の判断は、ときとして直観としてすぐれているときもあります。 そのことは認めつつも、それを「正しい」と、つまり、「本人のことは、本人が一番正しく知っている」としていては、そこから深くは学べることは、少ないといえます。 中途半端によいトレ…

誰に学ぶのか☆

「トレーナーやレッスンは、自分が判断するので」という人が増えてきました。しかし、それは主体的というのとは少し違います。 お客さん扱いするなら、「どのトレーナー、どのレッスンがよいか、好きに自由に決めてください」というのが、サービスになります…

学ぶもの

私がいろんなものから学ぶのは、相手の言いたいことではありません。 自分に必要なことです。 それは、相手の意図していないこと、話さなかったこと、書かなかったこと、もしかしたら、相手の知らないことかもしれません。 他の人から学ぶことは、その人を介…

学び

気づきは、学ぼうとするから生まれます。 なかなかできないから、ずっとためてためて、あるときに気づくのです。 ですから、知識を順に覚えるようなプロセスは、とりません。 あなたに能力があれば、ダメな(そう評されている)トレーナーからも学べます。 も…

声の真価☆

心身も楽器も使い方も違ってこそ、魅力あるあなたの声と表現なのです。 ですから、そのトレーナーがどう評価されていようと、あなたが独自の価値をそこから得られるようにしていく、真価は、そこにしかありません。そういう結果が出ることで、私はここのトレ…

独自性と真実

トレーナーがことばでわかるように説明して、それを納得したところで、表層だけのことです。実力をつけることには関係がないのです。 真実であることは、わからないことをわからないままに学んでいるものです。 黒板の板書をノートに書き写し、それを覚える…