夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ネットと「日々」のレッスン感想との違い

ネットの時代となると、「歌ってみた」と同じく、「教えてみた」のレベルの情報があふれてきます。 私は、レッスンを日々のトレーナーのアドバイスやメッセージだけでなく、 生徒さん(クライアントとも呼んでいますが)のレポートの感想として、毎日学んで…

芸人と歌手は育てられない

芸人は、直接、芸人を育てられないものです。歌手は、中でも、もっとも継承されにくいものです。ポップスになるとなおさらです。 となると、特殊な環境で長年に渡り育ててきた実績をもつ伝統芸能に学べるところは、とても大きいのです。声楽もその一つです。

実践的ハウツー本

神様が本を書くことはありません。神様から聞いたことを書く人がいるのです。 歌手が書く本よりも、歌手になりたい人が一流となった歌手たちに聞いてまとめた本の方が、歌手になりたい人にはわかりやすく、使いやすく、実践的でしょう。 本もレッスンも、そ…

一般向けの啓発書

専門分野の本の発刊したあと、一般向けの書籍をたくさん出してきました。 前者はプロ向け、後者は一般向けです。 1人の専門家が知っていることを一般の人に向けて書くのではありません。 声の専門家となると、どのような人を指すのかは不明確です。 ですから…

トレーナーと生徒の体験知

ここでは、私だけではなく、十数名のトレーナーのレッスンを含めています。それで100倍くらいに質、量とも増えました。 音大卒の人は、十代から専門的な発声を学んでいます。まして、物心ついたときから親の伝統芸を継承しているような環境となると、一般の…

個としての私の体験知

私が知っているということは、私の体験やその結果なので、一事例にすぎません。 誰であれ、そういうものは、かなり偏っています。 問いも答えも、深めるほど、ほんの少数の人しか使えなくなります。 しかし、私が十代から十年、それに没頭したことを体験する…

1万件のQ&Aブログ

研究所では、声に関する1万以上の問いと答えを並べてきました。 また1つの問いに、私だけでなく、トレーナーや専門家の答えというので、いつかの答え方を示してきました。トレーナー共通QAです。 本やブログなどで、オープンにしてきたのは、答えるためでは…

声のオープン性とクローズ性

声は、誰にでも開かれているし、性別、年齢、国籍などを問わない、とてもフェアなものです。 しかし、誰もができるものほど、一般的であるようにみえるものほど、一般向けにまとめるのは難しく、実のところ、不可能なのです。

一般論は不要のヴォイトレ

知っているというのが本当に知っていることなら、問うのも不要でしょう。 突き詰められるなら、知っていると思っているだけのこと、知っているつもりのことに過ぎないともいえます。 声については、一般論でいくら答えても無意味です。 それは、その人の答え…

何を問うか

何を問うか、いろんな問いがたくさんある中で、 どれが自分にとって重要なものか、 そして、優先する問いは何なのか、 そこにもってこないと、現実的には、無力です。 そういうあいまいさが、声へのアプローチを遠ざけてきたのでしょう。

答えがない

声がやっかいなのは、一人ひとり、皆、違うからです。 そういうものに対しては、「これが正しい」と一言で答えられるはずがありません。 本人が自ら、問うようにして答えを求めていく、求め続けていくしかないし、たった一つの答えなどには、たどり着けない…

問いに気づく

知らないことには答えられません。答えられなくても問いたければ、問えばよいのです。問いに気づかないから、問えないのです。 こうして埋もれてみえないものを掘り出すのが問題提起です。 それは、答えるよりも重要といえます。 声はみえませんが、聞こえま…

根源的な問い

知らないこととは、教えられなかったことです。 知っていても教えてくれなかったのでしょうか、いえ、もしかすると、誰も知らないことかもしれません。気づいても学びようのなかったことかもしれません。 健康法についての本は、山ほど出ています。 しかし、…

声への関心度 完璧と機能重視

身体でのパーフェクトを目指し、語学や話し方にも完璧主義、 その完成にこだわる人が、ここにいらっしゃることが多いようです。 それでも、大体、声は最後の仕上げのときです。 最初に「声のメーキャップから」と声に関心をもってくる人は少ないです。 声の…

声と人格

声の話は、けっこうパーソナルなことで、誰もが望むとは限りません。 いきなり、「あなたの声は」などと切り出すと説教のようになりかねません。 自分の声がどうなのかというのは、あまり聞きたくないでしょう。褒められたら、うれしいし、びっくりするかも…

避けられてきた声の話

毎日のように接している声については、関心をもたない、興味をもたない、注意しない、学ばないとしたら、それは、積極的に避けてきた、関わらないようにしてきた、学ぶのを拒んできたのです。 そういう面では、かつての身体とも似ています。健康であるときは…

容姿と声

誰でも容姿は気にします。鏡を見て整えて、外に出かけるでしょう。出かけるところがなくても、朝、顔を洗うときにチェックするし、その後、髪くらいは整えるでしょう。 誰かに見られるからそうしていたことが、誰にも会わないときでも、そうするようになりま…

知りたくない声の話

注意を怠ったり、勉強不足というなら別です。知らないこと、知らないで済ませてきたこと、知りたくないこととして、意識や論に上がらないことは、たくさんあります。 そういうものの一つとして、声の話もあると言えば、わかりやすいでしょうか。

知らない人を伝える

世の中は、名も功績も知られずに死んでいった人ばかりで、それによって真の歴史は創られてきたのです。歴史として、編纂されると、時の権力者、勝者に都合よく改ざんされていくのです。だからこそ、学んだことについても、逐一、精査していく必要があるので…

声と肉

「俺はのどだ、舌だ、歯だ、唇だ、のどちんこだ、声なんだ」(谷川俊太郎「スキャットまで」より)

問題のなさそうな人の問題☆

うまくできている人の本人の気づきにくい問題を述べます。 やりたいことをみつけるのに、やりたくないことをやれてしまう人の問題 語尾までしっかりと言い切れてしまう人で、そのことの怖さを知らない人の問題 声は出ているのに、心が閉ざされている人の問題…

声にならなくても

行動したくない体、動けない体、休みたい体では、攻撃も逃げもできません。 ことばにも声にもならなくてもよいこともあります。 身になってみる、吐く、吸う生体に戻してみるところから再出発してみることです。

足の把握☆

足は、2本といっても、その1本には太い脛骨(けいこつ)と細い腓骨(ひこつ)があります。筋肉がついているのですが、外側の腓骨に頼ると筋肉がより硬くなってしまうのです、 身体の中心は、決して一つではないのです。 多重化していて、しかも移りゆくもの…

背骨の把握☆

背骨は、小さな骨がつながっているのに、1本のように思っているものです。 背骨の下部の仙骨と股関節、さらに腸骨、仙腸関節で重心線を感じてみましょう。 腸腰筋は、大腰筋と腸骨筋です。その大腰筋は、胸椎12番から腰椎と股関節につながります。

身体からDNA 文明と文化

身体の鍛錬は、与えられたものを使い切ることからです。 言うなれば、赤ん坊、生まれる前、動物や魚のときからのDNA情報へアクセスしていくこととなります。 人間は、文明を自然に学んで発展させてきました。 文化については、内なる自然に、つまり体に学ぶ…

腰の把握☆

腰には腸骨と仙骨があり、腸骨の下の方には2つの股関節があって大腿骨が出ています。しかし、私たちは、筋肉で腰とお尻と太腿として理解しているのです。 この2つの使い分け、いや、役割分担があいまいになり、ときどき無理な力が働き、腰痛になったりするの…

胸の把握☆

胸部は「鳥かご」に例えられています。でも、上が狭く下が広がっているように思わないでしょう。肩幅があるからです。それは、肩関節と肩甲骨で、喉下の2点の突起部である胸鎖関節だけで、やじろべえのようにつながっています。

みとる

まねするには、みてとる、みとるだけでなく、気持ちの把握が大切です。 体のこわばりを解きほぐし、内を感じ、それで動き、ものや人に触れ、働きかけ、声にするのです。 見知らぬ自分は、怖いものです。

弱点強化の方法の注意☆

高音とか裏声、共鳴や発音といった部分的な弱点の強化の方法には、合う人と合わない人がいます。合っていても、それを早く得ようとするために、後日、副作用が出やすいです。 最初はうまくいくので、見えないまま、限界が早くくるのです。多くの人は、それが…

基礎の方法論☆

方法は、可能性を広げたり深める手段です。 しかし、その方法に頼ることでズレてしまうこともあります。それによって、逆に、見落としたり効果を損ねたりすることもあるのです。 基礎力の強化の方法は、あいまいでわかりにくくてもよいのです。 最初の効果に…