夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

01.姿勢/フォーム/体

日本人の歩行

かつて日本人は、膝を立てて足をまっすぐに伸ばしては歩けませんでした。 これは、文化的な風習というものです。田畑や山河での育ちの影響です。 骨盤は、まっすぐでなく、後傾しています。それもまた、継承されたものですが、場合によっては、改める必要が…

部分と全体

均等に負担を支えるとしたら、一か所の筋肉だけが強化されません。 ヴォイストレーニングを、トレーニングとして早急の強化を考えるときも、後日のバランス調整まで考えておく必要があります。

ヴォイトレとマッスル

コアトレは、インナーマッスルを鍛えて外部から固めません。 ヴォイトレは、マッスルトレとは違い、ある程度、すでに日常のなかに含まれているといえます。チューニング、モニタリングを心身について行うことです。

血が通う 喉

声に芯があるとは、血が通っているということです。 楽器や道具を抱いて寝るほど大切にしている人がいます。 喉を大切にするのは当然ですが、生体ですから、常に血を通わせていなくてはならないのです。

無駄の必要☆

喉の強化というのは、目指すものではなく、結果です。 プロセスでは、その負担を不安定から心地よさに変えていくのです。 それには、そこと反する嫌な感じを実感できることが必要です。量や時間をかけることは、それを知るためにあるのでしょう。つまりは、…

型の違和感

型通りに行うことに対しては、嫌な感じ、変な感じというのをもってよいのです。 素直にこれまでと違うことをするのに違和感を感じてよいのです。 それを絶対に正しいとして、そう感覚しなくなるとしたら、感性の鈍化です。 その違和感がなくなるところまで、…

部分と全体☆

部分―全体や全体―部分を捉える視点をもちつづけられる人は少ないです。 それでは、ピアノを指で弾く、刃を手先だけで振るのをずっと行っているようなもので、ステップアップしません。 芸事や手仕事は、それを捉えなおして高められるように進化していきます…

五感を補う茶道

私たちは、相手の姿を視覚で捉えます。歌や声は聴覚で捉えますが、音を体感するのは、触覚です。五感のうちの三つを使い、嗅覚、味覚は、それほど、使いません。 となると、五感ということでは、茶道が日本文化の中心にあるように思われます。飲食物は、体の…

リラックスのデメリット

リラックスすると作業効率は落ちるものです。 緊張すると実力が出ないからといってリラックスすることのリスクも知っておくことです。その点、ストレッチとも似ています。

究極の型

祈るときのように手を合わせたり、仏様の手足のまねをしてみましょう。 古今東西の知恵、偉人の伝えたものは、形として継承されているのです。五郎丸の試合前の儀式でも似たことをやっていましたね。

リラックスとリセット

何かを表現したり、身につけるときに、頭も体も空にしなくてはいけないので、リラックスが重要視されます。 頭は、放心という注意集中を兼ねた悟りの境地にしたいものです、 しかし、そう、たやすくできるわけはないから、時を待つしかないのです。 体もくせ…

究極の自然体☆

力として出そうとすることを避ける古武術では、身体の「芯」が自覚されてくるような状態を求めます。そして、気を扱うようにしていったのです。 「腕と肩の筋肉はどこまでも力を抜いて、まるでかかわりのないようにじっと見ているのだということを学ばなけれ…

運動能力

筋生理学からみると、運動能力は、骨格筋によるので、筋繊維が大きくなることで力がパワフルになります。 しかし、古武道などでは、筋力より骨格そのものの構造で動かすことを学びます。力任せは嫌われるわけです。 日本人の技巧的なフォームでのバッティン…

腰と骨盤

運動するときに、動作の中心は、腰に逃げやすいのです。 胸部と骨盤とをつなぐ腰には、5つの小さな腰椎骨が連なっています。衝撃に耐えられなくなると、椎間板が損傷して痛みを生じてくるのです。 骨盤は、最も大きな骨格で衝撃にも強いのです。

禅の座り方

禅では、座るときに「背筋を伸ばす」と言わずに、「鼻とへそ」「耳と肩」とをまっすぐにするようにします。道元禅師の「坐禅儀」、天台大師の「小止観」も同じです。 肩や首を緊張させずに、背筋が自然と伸びるのです。 「鳩尾をゆるめる」のを「上虚」と言…

姿勢をよくするために

姿勢は、次のことと密接に関わっています。 運動能力、身体的な基礎、パフォーマンス向上、心理的安定、美的バランス、健康の維持、ストレス解消、感受性や感覚を磨くこと。

和服と姿勢、歩行

日本の着物は、重ねるほどに体を隠すものです。ちょっとした仕草や動きで心を表していました。歩くのに、膝を曲げ腰を落とす、足の親指に重心をおき、かかとをひきずるのは、鼻緒をつっかけて歩くのに適していたのです。

イスと正座

日本にイスが使われてこなかったのは、家が狭いこともあったし、帯の邪魔になったからと思われます。 僧は、修行で、身体の型と発声のトレーニングをして体を整えていきました。 「坐」もしっくりときていたわけです。 正座は、修養であり、芸事、武道の基礎…

姿勢の語源☆

姿勢は、ギリシア語でhexis、これには、人間の資質、知識、能力、感性という意味もあります。ラテン語では、habitus、これは英語のhabitになります。

アティチュード

姿勢や呼吸ということばを使わざるをえないことが多いのですが、できるだけフォームということばに置き換えて説明してきました。 しかし、フォームというのもあいまいです。 そこには、フィジカルに合理的な動きのとれる肉体強化をもち、メンタルとしてそれ…

身体を変える

呼吸に専念する、 これは、行動から心を変える一例です。 足先からほぐす。 重心を落とす。 そして、全身から出す声を目指しましょう。 声そのものは、一人ひとり違います。 ですから、個性そのものといえます。

部分と全体 身体の準備

気持ちよくなり、気分がよくなり、体も表情もほぐれてきたら、表情も微笑んでいるようになるでしょう。こういう状態でトレーニングを行うのが理想です。 頭、顔、胸、腰、手足、その指先まで触ってみましょう。そして全身のつながりを意識するのです。ほぐれ…

重心と丹田

丹田を重心のように考えてもよいとは思っています。ただ、重心は、移動できます。上下左右、前後にも動きます。足を開いて左足に体重を移すと重心もそのまま移動するわけです。この動きからでも、いろんな感覚、センサーの能力を深められます。 揺らす、揺れ…

伸びとあくび

頭を使うと緊張して疲れ、眠くなったりあくびが出ます。 それは、身体としての頭=脳を守るためです。 しかし、熱中して集中しすぎたり、ストレスで疲れすぎたりしていると、そこに気づかないまま疲弊してしまいます。 両手を伸ばしてあくびをしましょう。そ…

首のリラックス

首筋が立つ、これは、胸鎖乳突筋のことですが、怒ったときや悲しいときに目立ちます。 首が緊張しているのです。その状態は、発声によくありません。 首筋をほぐします。首を上下、左右に動かし、左回り、右回りと回します。

パワーコントロール

本当に学ぶのは、心身のリラックスなどではありません。そこから得た感覚を声のパワーコントロールに活かすことです。 そこが結びついていない解放目的のメニュが、いかに多いことでしょうか。それだけでは何にもなりません。☆ 脱力にも程度があります。極端…

ほぐすことと学ぶこと

両手を上に伸ばして背伸びをして戻します。3回くり返してみます。自分の体を感じましょう。 体の疲れがほぐれていくのを感じてください。 そのときによって、感じ方も違ってくると思います。 そうして心身の一体感や脱力を学んでいきましょう。 声は、学びに…

急に変えない

発声の必要性からは、運動は、歩くことでも充分です。 ランニング、ジョギングなどは初心者には、やや過剰です。 体力、筋力の強化になるのですが、人によってはいきなり行うのは、ハードにも思います。慣れていないために疲れたり固まったり緊張が解けなく…

固さをとり、自在になる姿勢☆

姿勢については、立っても座っていても、糸で頭のてっぺんをつるされた操り人形のようにイメージします。 これは、発声に限らず、多くの分野で、姿勢やフォームの例えとして使われています。 ちなみに、喉の喉頭も、筋肉で吊るされ、ぶら下がっているのです…

身体への信用

頭ではなく、身体を信用できるのかは、大きなポイントです。 頭よりも身体の方がしぜんに近いのですから、頭、つまり、自分の考えから身体を解放することが必要です。 考えた挙句、難しく複雑になったり、矛盾したりしてもかまいません。 辛く苦しいときもあ…