夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

11.トレーニング/日常の練習

自主的にするトレーニング

たとえば、 身体トレーニング、運動―歩く、体操、筋トレ、柔軟 呼吸と発声トレーニング―レッスンの復習 メンタルトレーニング―イメージ、感覚 これらを毎日の生活に、どのように落とし込んでいくかということです。 トレーナーや教材に頼り過ぎないことも大…

不調時の対処法

不調のときの対処法は、トレーナーがそのときに、どのようなプログラムやメニュを与えるのかを知ることです。それとともに、そこで自ら学ぶことがたくさんあります。 私は、体調がよくないことと声や歌のよし悪しは、必ずしも、リンクしないことを自らのレッ…

レッスンでの回復

何よりも、心身の解放が、不調時には効果的です。 心身の回復そのものをレッスンが早めることも少なくありません。 気力の充実と適度な運動は、よい効果をもたらすのです。 もちろん、本当に休みが必要なときに行うと逆効果のこともあります。 そうした判断…

不調は、ピンチでチャンス☆

体調がよくないことが、非日常のことであれば、そこで異なることが起きることも多いのです。それは必ずしも悪いことではありません。ピンチはチャンスでもあります。 風邪の引きはじめに、高い声やよい声が出やすかったりすることもあります。 ただ、この場…

詠む、吟じる

俳句を書いたり写経することは、とても精神によいのですが、さらに、心身をよくするのに、私は、読み上げることを勧めてきました。 書いたり目読するよりも、声を出して読んだり歌う方が健康的です。 メンタル面でも、発声や朗唱は、計り知れない効用があり…

不調時のレッスン☆

心身のすぐれないときこそレッスンにいらしてください。 それには2つの理由があります。 第1に、調子の悪いときにもできるという自信がつきます。ちょっと具合がよくないと練習を休んでいては、本番の不調時など不安になるばかりでしょう。 これはプロでない…

すぐ飲まない

声が出にくいからと、「水を飲んではすぐに発声する」というのは避けたいものです。 ただ、口内の乾燥やせき込みそうなときは、やむをえません。 発声に大切なのは、声帯のもつ水分量です。 飲食のときに、飲み込みやすいように水やお茶、スープなど、水分を…

風邪とヴォイトレ

風邪をひくと、声にさまざまな影響が出るときがあります。 発声器官である喉の状態が変わるからです。 声を使う人は、できるだけ歌やせりふへの影響を抑えることです。 どのくらい抑えられるのかは、個人差もありますし、風邪のタイプにもよります。 翌日も…

湿度と声帯

風呂で声が出やすくなると言う人は、とても多いです。声帯が湿って声が出やすくなると言う人もいます。その湿気で声帯が潤うことはありません。吸気の湿度が高いと口内や喉は乾燥を避けられますし、喉スプレーの加湿効果くらいは得られます。しかし、発声に…

20分前に補水を

喉が乾いたら、つまり、体内の水分量が不足していたら水分を摂って補給することです。といっても、飲食ですぐに変わるわけでもないので、ウーロン茶が悪いとか油分のあるものがよいということではありません(論点23.「ウーロン茶は喉に悪い」について参照)…

課題のレベルアップ

どんな練習も少しずつ難しい課題にしていきます。同じことをずっとはやりません。もし、同じことなら、より精密にやるようにしていく。そうすれば、同じように難しい課題になります。 それは基本として応用を基本に巻き込むために必要です。つまり、普通の人…

ワープする

そうなるのは当たり前のこと、つまり、一度できことをできないことにして、また、できるようにしていきます。できたことがくり返せないのでなく、できたことを当たり前として、次に、同じことをしても、まだできていないとみるのです。つまり、基準自体を上…

再統制

ピアノのレッスンは、左右の指の運び方、動かし方をしつつ、指の鍛錬、強化をする練習法をとります。それは、なぜかわかりますか。バラバラに強化しても必ずしもつながらないので、丁寧に一つの動きに再統制するためです。よりしなやかになめらかに、強くも…

パターンを破るパーツ化☆

私たちの体はしぜんに、日常の動きでパターン化されて動いています。しかし、緊張したり、他人の役をやったり、非日常な虚構を演じたときに、そうはなりません。それに対応するには、より強度な心身とともに、さらに精密に細かく心身を認識し動かす必要があ…

トレーニングのレベルの違い

日本では、これまで、国語の先生には声の力は求められてきませんでした。教師には必修のはずの声力ともいえます。実力のある先生、予備校の林修氏などは、一言で人生を、他人だけでなくご自身の人生を、変えたではありませんか。 24時間の中で声を考え、トレ…

少しずつ上手くなるもの

少しずつできていくのでない、それはリスク回避のための、底上げという再現性にすぎません。初心者のうちは階段型、らせん型です。そして、上級者になると進歩はなくなり、飛躍が突然変異のように、降って湧いたアイデアのように、瞬時に全体としてパラダイ…

下積みから

トレーニングは下積みです。それだけで満足するのでなく、レッスンやステージで、それを忘れてスパークさせる、変じて、その上を得るようにとくり返し言っているのです。 よほどの人でないと、下積み、安定、楽を、「確実だから正しい」という感じで選ぶので…

話の専門、声の専門とは

プロとプロになりたいという人は、能力を高めなくてはなりません。能力には、専門技能だけでなく、対人コミュニケーション能力や自己コントロール力も入ります。才能があっても人とうまくできない人は、今の日本社会で認められることは難しいでしょう。認め…

2つの違い

ある時のある空間においての即興の仕事、つまり、どこかに行って何時(なんどき)でも、定めた時間、場で行われなければいけない仕事は、どんな問題にも答えられる力が必要です。声の仕事はそういう仕事です。それを扱うヴォイトレも含まれます。歌手や声優…

同調圧力

誰もが声を日常的に使い、生活、仕事、職場、家庭でも使っています。政治にもビジネスにも、人間関係に声を使うのですから当然です。それに言及すると、私の出してきた本のように、テーマは、あらゆる分野にわたります。声の全般的な説明やトレーニングを中…

メニュ

普遍 誰にでも当てはまること。 再現 同じことが何度もできること、いつでもできること。 メニュのなかには、誰かが、大体は、それをつくった人だけが、あるいは、他の人が数回だけできた、というものも少なくありません。それはやる必要はありません。それ…

習慣

普遍化させる必要はありません。再現をしていければよいのです。自己増殖です。人間という類から個として自由にしぜんになっていくのです。 自然や作業で大いに学ぶこと 効率を考えないこと 遠回りをすること あらゆる試みをすること 極めること 大成を目指…

荒削り

昔は、若くて荒削りな人が成長するというのは自明でした。それは、自ら早くとか大きな壁にぶつかり、修正し学んでいくからです。リスクを知り、限界を知り、自分を知ったから、人には見えない先に行けたのです。最低限のセンスはあったからでしょうか。 いえ…

喉の負担と管理

オペラ歌手でさえ、ヒロイン(プリマドンナ)以外は、打ち上げに顔を出す時代です。握手会やサイン会が、コンサートのあとも、歌手の喉に大きな負担をかけています。 喉は疲れたら、休めるしかないのです。コンサートのあとにカラオケで歌ったり、アルコール…

基礎の3ステップ

やればできるというなら、やらないでできていないものを目的とすることでしょう。スポーツのトレーニングの研究をすると、基礎といっても、いくつかに分けられます。スポーツでは、一般的に 1.基礎の基礎―柔軟(調整) 2.基礎―体力作り、ランニング(強化) …

トレーニングの考え方とメニュ

1.自然のプロセスを妨げない 2.無用のことをできるだけやらない トレーニングは、意図的に何かを 1.より早くか 2.より高いレベルに 叶えようとするものです。ですから、普段の生活でも 1.声を出し(息や体を使い) 2.ことばをしゃべり(発音、調音、声量) 3…

ヴォイトレのリスク

もし私の本を読んで、声を出して壊したり、つぶしたりしたり、前より悪くなったという人がいるのなら、次のことが考えられます。 無理に大きな声を出す。 無理に高い声(で、大きな声)を出す(私のメニュにはありません)。 3.ほとんど休みを入れずに続けて…

絶対量としての時間<しずちゃんの挑戦>

アーティストに、アスリートのトレーニングがもたらすヒントはたくさんあります。教本や理論書をたくさん読んでいたら一流になれたでしょうか。いえ、一流の人に接してみると、彼らが読んでいるのは、精神面を鼓舞するものです。 高いレベルの目標設定、それ…

声をこわす要因

声をこわす主な原因は、次のようなものです。 1.限度を超えて声を出した(大声、ハイトーン、連続) 2.休めたり水分補給するなど、体調とトレーニング時間での配分を考えなかった 3.自分の合わない方法やイメージを用いて誤用した

トレーニングで声を壊すリスク

日常でも過度にのどを使う、ホコリの多いところで声を出すと、のどを痛めます。カラオケで歌いすぎたり、飲酒で騒ぎすぎても同じです。どんなトレーニングでも、やりようによっては、いやトレーニングをしなくても、のどの状態を損ねる危険はあります。声を…