夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

26.研究所のレッスン

わかりたいから

何事も、変わらなくてはみえない、書き出さなくてはみえない、つくってみないとわからない。 ですから、出せばよいのです。それしかないでしょう。 何事も深めていくと、わからないこと、説明できないことばかりです。 わかろうとしたり、説明してみようとし…

会報の利用法

会報が「厚すぎる」、「内容が多すぎる」と言われたことがあります。 昔は今のページの3、4倍あり、しかも文字は小さく3段組でしたから、分量は10倍くらいあったでしょう。それでも、そう言われたことは、ありませんでした。 「全て読むように」とは言ってい…

研究生と研究所

この研究所の理想と現実の現状から、それを超えた今の必要と将来の必要で、ある程度、枠をつくっているつもりです。 スクールに、こういう情報発信や会報はありません。 研究所の研究生になら、「書くのは、私ではなく、あなたでしょう」と言います。 クライ…

限界とパーフェクト☆

上達したいなら、一度、今の限界まで出し尽くすことです。その上に目的を定めることです。限界までのことを出せないのなら、そこまでは待つしかないのです。 本人がいくら一所懸命やっているつもりでも、こちらにみえてしまうとしたら、これまでの練習が甘か…

上達より基準

基準を確立させていくことを、目先の上達よりも優先させることです。 そうでなければ、少し上達したら、それで満足してしまいます。 熱を入れたら、伝わったと思ってしまいます。 すると、いつしれず、そのレベルさえ保てなくなります。 人に認められ、ほめ…

遊び

声については、幅広くいろいろとまねてみるのは、とてもよいことでしょう。 この遊びこそが、とても大切なことです。 そのときに、何から学ぶのか、その選択こそが感性であり、才能といえます。 そこを、私は、補助していくことを重要なことと思い、研究所で…

コミュニケーションの体制

人は、自分をどう思われたいかで、使うことばも変わりますし、 言いたいこと、思っていることをそのままには、言えないものです。 ですから、ここでは、担当のトレーナーにだけでなく、 フォームシートやメールでスタッフやセカンドオピニオントレーナーにも…

定義できないことについて、とらわれないこと☆

似た問題をいくつか、加えておきます。 邦楽では、地声と言っていながら、高い声は、裏声を使っています。同様に、鼻呼吸だと言いつつ、口呼吸も使っています。「地声で歌ってはいけない」と言う師匠もいます。 所詮、マニュアルと実践は違うのです。定義も…

発声の教材

発声、共鳴の調整には、発声の教本を使うとよいでしょう。シンプルで自由度があります。その一つとして「コンコーネ50」を使います。50曲すべては不要です。でも、毎日25曲を1時間ほど聞いて1年、それで2年あれば、ほぼ感覚は入ります。歌唱のスタイル、歌唱…

手順

呼吸だけなら、喉に無理がこないから、喉の状態のよくないときもトレーニングができます。そこで呼吸で体を変えることを行います。これも喉を絞ったり乾燥させて負担をかけてはよくありません。声を体と結びつけるのです。大体が、この手順を飛ばしています…

白紙に戻す

1.もって生まれた資質、天性。 2.幼少期、しぜん、育ち(体、感覚)。 この2つの要素での問題も以前に触れました。 3.10代、育ち(耳、ことば、歌)。 4.20代での変化。 5.それ以降の変化。 大きくは、このあたりのプロセスでの変化でみます。 老いによ…

ストックの力

若いとき、トレーニングしないで、もしくは少しのトレーニングで長く応用できたのが、年とともに、長いトレーニングで少ししかもたなくなるのが、ポップスです。それに比べ、声楽や邦楽は、若いとき応用できない、何もできないのに、年とともに長く応用でき…

信頼に依存しない

他人を通じて、自分をみるのがレッスンの利用法です。 トレーナ―に関する評判にやたら関心をもつ人もいます。神のようなトレーナーを求める人もいて、これもそういうタイプの一つです。それは、トレーナーに関心をもっているようでいて、自分にしか関心のな…

回復のリピート具合

今の状況を救済するには、今の状態でのバランス調整をして、力を引き出すようにします。そこで実力不足に気づかず、そこを克服しないと、その先は空回りになるのです。調整でうまくいくのは、過去にあった実力が発揮できなくなったという人がです。スランプ…

実社会で通じるレベル

悪くなって治すのでなく悪くならないように変えなくてはなりません。そういう力をつけなくては何ともならないのです。それがレッスンの必要性でしょう。でも、レッスンもヴォイトレも調整レベルで行われていることがほとんどです。 なぜなら、トレーナーも本…

くり返しと変化

レッスンは単なるくり返しでありません。同じことをくり返しているようでも、いずれ変わっていく機会を得て、変わっていくものです。トレーニングの内容やメニュは、同じことのくり返しが基本と思います。それで下支えをしていき、再現性が確保されてこそ、…

欠点と違和感☆☆

結果として、できていった人をみると、欠点を取り除くのを急ぐのはよくないと思うのです。意識が変わり、日常が変わるだけでも、声は変わります。大きく変わる準備をし始める時間を充分にとることです。 メニュは、型としてありますから、ときに、これまでの…

どんなメニュがよいのか☆☆

結果として、できていった人をみると、欠点を取り除くのを急ぐのはよくないと思うのです。意識が変わり、日常が変わるだけでも、声は変わります。大きく変わる準備をし始める時間を充分にとることです。 メニュは、型としてありますから、ときに、これまでの…

メニュやトレーナーのやり方が合わない

自分のやり方で限界を感じてトレーナーにつくのなら、すぐに自分で判断しないことです。レッスンには、自分のやっていたことのない、できるだけ、すぐには合わない、ピンとこないやり方を使ってみることに意味があると思います。 自分自身で、トレーナーもメ…

ないものをつくる

あるもの、ないものをはっきりさせて、ないものをつけさせるというのは、本当の基本トレーニングです。足らないから補充するのは、実践応用トレーニングです。 そのあたりを、声でなく、声ではピンとこない人が少なくないのです。プロ歌手には歌のなかの声で…

発声をどういうプロセスで変えるのか☆☆

発声を学ぶと、これまでのことが、一時できなくなることもあすます。「これまでのことが必要なら、変えるな」と言うわけではありません。これまでのこともできるように、いえ、これまでのことが、より簡単に楽にできるように変わるところからでしょう。プロ…

活かす

トレーニングは、自分を活かすのに使うものです。要は、今、小さく活かすのか、将来大きく活かすのか、なのです。 自分を活かせぬように使う人もいます。それなりに大変でもあるトレーニングを、「すぐに少しよくなってお終い」のようなトレーニングと比べて…

組織と人の育成

一般的に、人が群れて、それに馴染めるようなところに行くと、人は仲間になりたいと思い、しばらくは同調するものです。しかし、だんだん鬱陶しくなり、離れるか無視するのか選択を迫られてしまうのです。子供たちの成長や、自立もその表れです。 宗教や音楽…

できないことをする

例えば、ことばをしっかりと読んだことのない人なら、早口ことばから始めてもよいでしょう。しかし、それが日常でできているアナウンサーなら、そのメニュは、これまでのくり返しにしかなりません。そしたら、イタリア語でオペラの1フレーズをやるようなこと…

声そのものと使い方

声の使い方のプロを、声のプロとは分けて考えるべきかもしれません。多くのヴォイトレは、前者のためで、私たちのは、後者のためのものだからです。 一言で言うと、それは、アナウンサー、声優、ナレーターのもつ条件と、一流の役者やオペラ歌手の体、声のも…

お笑い芸人の声力

なぜ、5年、10年後、声としてみると、ポップス歌手や声優よりもお笑いの人の方が、強く大きく声を出せ、コントロール力もついていることが多いのでしょうか。それは、彼らは、量と時間をかけ強化しつつ、コントロールしているからです。本来、それを効率化す…

巷のヴォイトレ

よく声優養成所や音楽ヴォーカルのスクールで、3年、5年とヴォイトレをやってきたという人がいらっしゃいます。でも声は、一般の人と何ら変わりません。声に対して量、時間をかけていなければ、せりふや歌唱での声の使い方についてはともかく、声量や深さ、…

失敗に学ぶこと★

私のところでは、効果がない例、失敗例をたくさんもっています。レベルを高くしてみると、成功とか効果でさえも、失敗とは言わないまでも、あまり効果が出ていないともなります。 もう一つは、方法や他のトレーナーに変えて効果が出たとき、出なくなったとき…

「レッスンメモ」★

ノートや録音で伝わるようなことは、まだつまらないことです。誰かの技術を教えたところで、教えながらつまらないと思うとやめることになります。即興こそレッスンの妙味です。 いつも、たった一回きりの内容です。レッスンメモをつけていますか。自分で残し…

段階的アプローチ

最初は不器用でうまくないのに、後になって、際立つタイプもいます。いつのまにかぐんぐん伸びるのです。 例えば、こういう中間策があります。発声教本のコンコーネ50の50曲を月に2曲、2年であげたら、次は1曲に1か月かけていくような取り組み法です。もちろ…