ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

28.福島英

フィルターと価値

落語や邦楽に比べ、歌は日本人の二重性、舶来品好きがフィルターをかけている分、プロゆえに、そのふしぜんさ、特殊であることに気づかなくなることが少なくありません。 当初、「男が音楽やファッションにうつつを抜かすとは…」などと言われた時代に学んだ…

一般化する

オペラがつまらないと思うのなら、そんなものに接せずに自分がやればよいのです。出演者が客にまわるほど感動できることを自分でやればよいのです。私は彼らの期待する客から最も遠いか近いのです。 しぜん=素人として、こういうのを見ない人、途中で切った…

リアリティ

小さい頃、映画館に行くと、映画というフィルムの世界に入れず、自分の外側の世界を感じ、きまりの悪くみえていたのを思い出します。スクリーンに知らない世界の映像が投影されている。そんな感じです。 200年前の、遠いヨーロッパの国のことを日本人が、向…

自然と訓練

正月恒例のガラコンサートに文枝師匠が出演されていたので、通してみました。昨年は少し若返りして、ガリガリしていた、若さでなく質ですが、今年は、今の日本の舞台でよくやるものを中心に、タレント、知名度のある人をもってきて視聴率を上げようとしてい…

ことばの力

私は、写真や動画は、情報量が大きいので参考にしますが、自分に取り込むにあたっては、発信している人の情報とその文章をみます。 TVの大きな影響力はまさに「百聞は一見にしかず」ですが、その「一見」は、自分が生でみたものではありません。誰かが意図を…

文字から動画へ

人類は、文字を発明するまで口承で伝えてきました。文字ができてから長らく写され広められました。絵が絵文字、そして文字になったプロセスは、今のアナログからデジタルに変わる以上の大転換といえます。時間、論理が入ってきたからです。そこで未来を考え…

懐とストーリー

ダルビッシュはその後、今年最強のルーキーを、大事な場面で、なんとインハイにストレートで決めて三振にとりました。キャッチャーがOKしたのです。 そういう環境を与える大リーグとのいうものの懐の深さに、ダルビッシュは大リーグに行って、本当によかった…

ダルビッシュ有とパワー

世界へ出ていくサッカー選手や野球選手はよい参考になりますが、ダルビッシュのアメリカでの活躍もその一つでしょう。渡米前、「技術でなくパワーそのもので世界に挑戦したい」と言っていました。技術で勝っても本当には評価されないから、パワーで打ち勝ち…

修正能力

ヴォイトレでも、トレーナーの方針ややり方、メニュと、本人の上達とのギャップに、悩む人は少なくないからです。 ダルビッシュの言うように、プライドある大リーグのコーチが方針を変えたことのありがたさは、日本では難しいのではないでしょうか。「自分で…

「アハ!体験」

本格的なオーケストラの指揮者はやったことはありませんが、似たことはやってきました。メトロノームで♪=60,80などの基本テンポを覚え、ドレミレドとピアノを弾くのにドーミとミードを数コンマいくつまで一致させようとしたりしてきました。何人もの世界の…

問題にしないで学んでいく

「問題にするから問題になるだけで、問題にしなければ何の問題もないのに…」と、私が最近よく思うことです。医者やメンタルトレーナーを頼り、一時的な喉のよさを求める人もいます。それは、時間もお金もかけて、なんら変わっていけない状況に自分をおいてい…

発声でみせない

「トレーナーは黒子で、相手が学んで、自立していけるようにする」ことを本意とする私をカリスマ化するのは、困ったことです。その人自身の考え方や精神だけが、将来、未来を切り拓いていくのです。 私は声を材料にして、伝えるのに尽力しています。こうして…

私の声の歴史

私が今の声をメインにしたのは20代後半くらいからです。自分でも歌の声から日常の声に切り替わったと感じました。主に仕事上の理由で、体からの声を使わざるをえなくなったのです。1日8時間近く、ぶっつづけで声を出す毎日が、私の声を変えたというよりも、…

状態の改善でなく条件の革新

私はヴォイトレを、状態の改善でなく、条件の革新で捉えています。方法では、使い方ということで、声を心身の状態で整えようとするのがヴォイトレの大半です。そこでは、アスリート並みの条件だけがあればよいとなりかねません。心身を平常にすれば全力が出…

地球と半世紀☆

私は、もっとも多忙な30代、40代で海外へほぼ年6回、50カ国以上を訪れました。日本と世界との差を実感するためでした。東京にいることで鈍くなっている感性をリフレッシュするため、あたりまえのものをあたりまえにみるために、世界の感覚を入れておくことの…

入り口の先

レッスンは、イベントではありません。トレーナーのパフォーマンスをみせるところではないのです。とはいえ、私の声を聞きたいなら、レクチャーにいつでもくればよいと、機会はオープンにしています。声はごまかせません。 話やパフォーマンスでみせなくても…

セカンドオピニオンの難しさ

私はトレーナーについての判断は、アーティストについてと同じく、今、目の前にいるあなたのトレーニングにとって、有効である範囲についてでしか、行いません。声や歌の分野において、ステージはもちろん、レッスンでも見たことだけで、すべての判断はでき…

私の学び方

私はヴォイトレを第一線で行なってきました。そこでは業界内のマニュアルよりも、他の業界のマニュアルを学んで得たことの方が大きかったです。音声は、日本は世界にまだまだ誇れませんが、他の分野においては、日本には世界の第一線級、巨匠や神様といわれ…

正解を求めない

トレーナーも、先生も、あまりにも一つの正解に合わせて、他人をみてしまっていませんか。そこでうまくいく人は、そこからスタートもよいでしょう。先天的に器用ですぐにこなせてしまう人は、そういうトレーナーにつくのも一つの方法です。 しかし、そうでな…

ヴォイス塾の指導体験

私は、二十代で聴く力と音声として使える声を、三十代で話す力と書く力を学びました。声や歌は、わからないです。わからないことが多くなってきます。そのことが、学ぶということと思います。 声を出すということは、リスクを考えず行動することだと思ってい…

プロの育つ場にする

私がここまでやれてきたのは、若い頃からプロの人に重宝されてきたからです。 ですから、一般の人にもプロをそのように使えるところまで、なりなさいと、こちらのレベルは下げず、食いついていく課題を与えるようにしました。 次に、それを使えなければ、使…

孤立、孤独のすすめ

才能の世界の下では、どこでもできない人のねたみ、そねみ、そしりでネットワークされています。そういう人との関わりを絶つのは、難しいものです。表現できないために表出やコミュニケーションが生きがいになってくるからです。 創造には、膨大な労力がかか…

現実を知る

根本的なものが何も変わらず、今の自分の線上でやっていけば、将来がオンしていくと思うことの甘さが、まったくわからなくなりつつあるようです。それがわかる才能があれば、20歳までに日本でなら、プロとなっているでしょう。昔なら、先生といわれる人は、…

才能の発掘

私は、常にその人の才能として見い出せるものを求めてきました。自分の力をつけるために、来ているのですから、他人に頼らず、自分の力を出し切って、まわりに認めさせていくことを覚えなくてはいけません。 お金を払って、お客さんとして対してもらえるスク…

信じることと依存

こういう世界は独学がベースです。どんな先生についても、24時間一緒にいるのではありません。 何事も、信じる分には、効果は出ます。だから、とことん迷っても、決めたら、相手を信じ切った方がよいでしょう。 私は、最初から一方的に信じてくる人は、どち…

ヴォイストレーナーとしての私の仕事

私のトレーナーとしての仕事を平均的な一ヵ月でご紹介しましょう。 まず、私の主宰する研究所でのレッスン、 1.週2~4回(他のトレーナー10数名とともにやっています) 2.月に3回のレクチャー 3.専門学校などのトレーナー研修 4.日本語教師の養成学校、…

レッスンでの実証

私のレッスンは、いつも変化と進化してきました。かつての放任主義的指導の頃の人が一番力をつけたとも思いますが、それでは残れない人の多い現在では、やり方も年々変えています。 共通のこと、人と違うこと、などを私自身、実の経験で何十人もの人を10年以…

ブレスヴォイストレーニング研究の背景

初期の私の本には、私自身は「ヴォイストレーナーでない」と明記していました。 私自身が、声楽家や役者、欧米のヴォイストレーナーと行なってきたメニューを中心にしつつ、しだいにポップス向けに変容してきた方法を、ブレスヴォイストレーニングとして、理…

ヴォイストレーナーの仕事、私の実例

私はようやく多くをトレーナーやスタッフに任せられるようになりました。そこで、自分でしかできない仕事を中心になってきています。私自身のやってきたことを自問してみました。よくトレーナーの仕事の内訳を聞かれます。その答えにもなっていると思います…

私の音声教育との関わり

私が声とその周辺のことに人生の多くを費やしていることがわかると思います。会報を300号以上、出し続けているので、それを読むと歩みがわかってもらえると思います。(年鑑も刊行予定) 私がこのようなものを書くときには、同じことを何十回、聞かれたくな…