ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

28.福島英、個人関連

再現性とタフな声

私は1日に12時間以上の個人レッスンをしていて、自分がレッスンに通った時よりも声が鍛えられました。くり返して同じにできること、まさに、日常が声を出す毎日でした。 そのときにわかったことがあります。よい声と、強い声、タフな声、ハードに仕事に使え…

大勝負

思いを入れすぎて失敗することがあります。ビギナーズラックは、思いの入れすぎで起きるときと、思いを入れずに起きてしまうことがありそうです。私も、2度ほど最高のレベルの発声、歌唱の経験があります。録音していなかったので、客観的にはわかりません。…

時代の変化

私が育った頃には、歌手は、詞や曲を渡され、自分のものにするために作品の全解体と声での再構築をするのがプロだったものですが、大人になる頃にはすっかり、シンガーソングライターが主流になっていったのです。さらにその後、プレイヤー、プロデューサー…

心身と声

私が最初にヴォイトレを一般の人と行ったとき、何人かの若い人に、ヴォイトレよりも古武道を先に勧めたことがあります。今なら、トレーナーが、体や呼吸を、かなりの時間を割いて指導しています。それでも、声のために心身を整えさせるなら、ヴォイトレより…

専門

専門家は、他の専門家との連携はかかせません。自らの限界と他の専門家に任せるべきボーダーを知っているからこそ専門家です。その専門の限界を知らないのが素人です。 私は、世界、未来を見ることを学んできました。しかし、素人さんの声への考え方までのフ…

自論

専門家が専門外で自論を述べるのは、一つは、一人の生活者としてです。ただし、多くのケースはその専門で成功するまでに磨いてきた知恵で本質を捉える力を期待されるからです。 そのなかには、知名度や人気での影響力で、ということもあります。今やタレント…

なぜ答えるか

「なぜ専門以外のことに言及したり、発声以外の質問に答えるのか」と聞かれたことがあります。それは、聞かれるから答えているのですが、興味、関心があり、答えられたりするからです。 人に何かを伝えている以上、そういう内容には、私に限らず誰でも触れて…

公と表現

公とは何か、専門とは何かについては、私もいろいろと思うところがあります。若い作家やタレントが、時事問題などに全く外れたことをコメントしているのを見ると、彼らより、そのミスキャスティング(した人)を情けなく思うこともあります。有名な歌手や声優…

行き着く先☆☆

歌やトレーナーを目指したところから、すでに時代から遅れているという見方には、今さら言及はしません。私はそことは分けて動いています。しかし、レベルでは、トレーナーもやがてナレーター、声優と同じくAIに取って代わられるでしょう。 日本では、ヴォー…

これから、日本は

今の日本の場合、出過ぎても打たれずに無視され、その存在を許されるので、誰もがやりたいようにやればよいと思うのです。出過ぎる人が出ていくと、それを超える人も増えていくでしょう。妬み、嫉み、狭量、平等意識の強い、相変わらず村社会の日本では、持…

自戒☆☆

声の問題を突き詰めると、心身のことからスピリチュアルなことまで含まれます。相手の未来に対して取り組むのですから、将来の世の中への予見も必要です。その上でその人が声を背負ってきた半生、育ち、誕生、もしかすると、それ以前へまで関心を向けざるを…

表現か機能か☆☆

これまで多くの歌を判断してきました。プロデューサーとしてではなく、トレーナーとして、です。プロデューサーとしての判断は、プロデューサーになり切ってみるのですが、なり切れない分、プロのプロデューサーに劣るわけです。私からいうと、割り切れない…

本質と本物

本質について語る資格があるのかとは、いつも自問することです。そういえば、私が、本物とか、本当とか、本質とかを、現場で、ことばとして使うことはあまりありません。私に接した人は何千人かいるでしょう。ビジネスマン相手に「感性」論として、本質の把…

質問の意味

私も、先生に、本当に知りたくて質問したことはありません。コミュニケーションのツールとして、ときに使いました。まともに質問できるレベルになって、ちゃんとした質問をしよう、と思っていました。会っている時間に、下手な質問をたくさんするのは愚かな…

体で聞く☆

昔の人、というと失礼ですが、私が研究所を始めたときには、レッスンの質問は、ほとんど出なかったのです。レッスンを受ける前に、大方は片付いていました。大体は、事務的な質問だったのです。レッスンでは、参加者はひたすら体で吸収することに専念してい…

馴れる

私たちは頭で考えて動いているつもりで、そうではありません。頭をストップした方がうまくいっていることを知ることなのです。目的地はセットしなくてはいけませんが、同じところへ毎日行くのであれば、家を出たら会社や学校に着いているものです。これもト…

フィルターと価値

落語や邦楽に比べ、歌は日本人の二重性、舶来品好きがフィルターをかけている分、プロゆえに、そのふしぜんさ、特殊であることに気づかなくなることが少なくありません。 当初、「男が音楽やファッションにうつつを抜かすとは…」などと言われた時代に学んだ…

一般化する

オペラがつまらないと思うのなら、そんなものに接せずに自分がやればよいのです。出演者が客にまわるほど感動できることを自分でやればよいのです。私は彼らの期待する客から最も遠いか近いのです。 しぜん=素人として、こういうのを見ない人、途中で切った…

リアリティ

小さい頃、映画館に行くと、映画というフィルムの世界に入れず、自分の外側の世界を感じ、きまりの悪くみえていたのを思い出します。スクリーンに知らない世界の映像が投影されている。そんな感じです。 200年前の、遠いヨーロッパの国のことを日本人が、向…

自然と訓練

正月恒例のガラコンサートに文枝師匠が出演されていたので、通してみました。昨年は少し若返りして、ガリガリしていた、若さでなく質ですが、今年は、今の日本の舞台でよくやるものを中心に、タレント、知名度のある人をもってきて視聴率を上げようとしてい…

ことばの力

私は、写真や動画は、情報量が大きいので参考にしますが、自分に取り込むにあたっては、発信している人の情報とその文章をみます。 TVの大きな影響力はまさに「百聞は一見にしかず」ですが、その「一見」は、自分が生でみたものではありません。誰かが意図を…

文字から動画へ

人類は、文字を発明するまで口承で伝えてきました。文字ができてから長らく写され広められました。絵が絵文字、そして文字になったプロセスは、今のアナログからデジタルに変わる以上の大転換といえます。時間、論理が入ってきたからです。そこで未来を考え…

懐とストーリー

ダルビッシュはその後、今年最強のルーキーを、大事な場面で、なんとインハイにストレートで決めて三振にとりました。キャッチャーがOKしたのです。 そういう環境を与える大リーグとのいうものの懐の深さに、ダルビッシュは大リーグに行って、本当によかった…

ダルビッシュ有とパワー

世界へ出ていくサッカー選手や野球選手はよい参考になりますが、ダルビッシュのアメリカでの活躍もその一つでしょう。渡米前、「技術でなくパワーそのもので世界に挑戦したい」と言っていました。技術で勝っても本当には評価されないから、パワーで打ち勝ち…

修正能力

ヴォイトレでも、トレーナーの方針ややり方、メニュと、本人の上達とのギャップに、悩む人は少なくないからです。 ダルビッシュの言うように、プライドある大リーグのコーチが方針を変えたことのありがたさは、日本では難しいのではないでしょうか。「自分で…

「アハ!体験」

本格的なオーケストラの指揮者はやったことはありませんが、似たことはやってきました。メトロノームで♪=60,80などの基本テンポを覚え、ドレミレドとピアノを弾くのにドーミとミードを数コンマいくつまで一致させようとしたりしてきました。何人もの世界の…

問題にしないで学んでいく

「問題にするから問題になるだけで、問題にしなければ何の問題もないのに…」と、私が最近よく思うことです。医者やメンタルトレーナーを頼り、一時的な喉のよさを求める人もいます。それは、時間もお金もかけて、なんら変わっていけない状況に自分をおいてい…

発声でみせない

「トレーナーは黒子で、相手が学んで、自立していけるようにする」ことを本意とする私をカリスマ化するのは、困ったことです。その人自身の考え方や精神だけが、将来、未来を切り拓いていくのです。 私は声を材料にして、伝えるのに尽力しています。こうして…

私の声の歴史

私が今の声をメインにしたのは20代後半くらいからです。自分でも歌の声から日常の声に切り替わったと感じました。主に仕事上の理由で、体からの声を使わざるをえなくなったのです。1日8時間近く、ぶっつづけで声を出す毎日が、私の声を変えたというよりも、…

状態の改善でなく条件の革新

私はヴォイトレを、状態の改善でなく、条件の革新で捉えています。方法では、使い方ということで、声を心身の状態で整えようとするのがヴォイトレの大半です。そこでは、アスリート並みの条件だけがあればよいとなりかねません。心身を平常にすれば全力が出…