夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

体験からの指導での問題

 ヴォイストレーニングはカルチャーセンターでも人気講座の一つとなり、ヴォイストレーナーやヴォイスティチャーを肩書きにする人も増えました。それはうれしいことなのですが、現場で混乱をきたすようになっているのは、なぜでしょうか。もちろん、多くの場では、事なく行われて、効果や実感を得て満足している人が、7割以上と思います。それは、それでよいとして、ここはそうではないケースで相談にいらしたところについて述べています。

 第一には、短期にあいまいな目的を遂げようと急ぐことです。それに対応するかのように安易に自分の体験だけをもとにしたヴォイトレや人のマニュアルが多くなりました。とんでもない誤解や誤用まで引き起こしています。

一言でいうなら、トレーナーが自分一人で指導をやっているために、あまりにも客観的な検証に欠けているのではないかということです。自分を元に考えるのは当然ですが、あまりにも相手の一人ひとりの個人差に無理解のまま、自分と相性のあった人にのみ、あてはまるやり方でやっているためと思います。

それは、私の本を指導に使っていただいていることにおいても懸念していることです。この分野で出版してきた私も、少なからず責任を感じています。是非、直接質問をしにいらしてください。